生理予定日が近いとはわかっていたものの、彼のお母さんに会うということで緊張していた私は、すっかり生理のことが頭から抜け落ちてしまっていました。彼の家でしばらく会話をし、席を立ったところ彼のお母さんに「血が付いているわ」と言われてしまったのです。まさか、彼の家へ行く日に生理がきてしまい、経血漏れをして、それを彼のお母さんに指摘されてしまうなんて! 恥ずかしい思いでいっぱいでした。
加えて、座っていた椅子は汚れていなかったものの、「彼の家の物を汚していないだろうか」ということが心配で……。座っていた椅子は一応、持っていた除菌シートで拭きました。彼の母は何度も「気にしないで」と言ってくれましたが、私は自分の家に帰宅してからも気が気ではありませんでした。
そして私は後日、彼の家へ菓子折りを持ってお詫びに行くことに……。初対面の彼のお母さんの前で経血漏れをしてしまったことは本当に恥ずかしいことでしたが、彼のお母さんは「本当に大丈夫なのに」「私も生理で失敗をしたことがあるし、あなたの気持ちがわかるわ」とやさしく言ってくれ、その気づかいがうれしかったです。
著者:佐藤愛香/40代女性・バツイチ独身。資格をとることに奮闘中。
作画:ちゃこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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