出生率を上げるためには…?
日本の出生率を!!あげたいのなら!!悪阻の特効薬を!!開発してくれ!!!妊娠は病気じゃないとか言っとらんと妊娠中は今まで以上に元気になるくらいの薬を作ってくれ!!!!
— えな@3y🎀+🥚21w (@qEYLvGpYAt29744) November 7, 2024
Xで話題になっていたのは、「少子化を止めたいなら、つわりの特効薬を開発してくれ」と言うママの叫び。コメント欄にも数々の同意するコメントが寄せられ、「つわりさえなければもう1人産みたかった」「上の子のお世話+つわりは無理で第2子を諦めた」という声も見られました。
米国や欧州ではつわりの薬が認可されていると言われていますが、残念ながら日本にはつわりの薬がありません。
つわりが重い人は出産直前まで続き、症状がひどいと入院するともなれば、このような声が挙がるのも無理はありません。
つわりは気の持ちよう!?
つわりのつらさは、物理的な気分の悪さだけではありません。つわりに対する理解は、決して進んでいるとは言い難く、「つわりは病気じゃない」と言われてつらさがわかってもらえなかったり、「気の持ちようだ」とないがしろにされたりしたという話は、あとを絶ちません。
さらに、いつ始まっていつ終わるのかが誰にもわからないので、仕事の予定が立てづらく、場合によっては周りのサポートが必要になります。迷惑をかけているという負目を感じて、うれしいはずの妊娠であるにもかかわらず、悪いことのように感じてしまう人もいるでしょう。
多くの妊婦さんが通る道と考えられ、軽視されがちなつわりですが、その考えは改めてほしいもの。自身の体がつらいことはもちろん、社会からの理解のなさがつわりの大変さを増していると言っても過言ではありません。
つわりの特効薬がないのなら…
薬はないものの、なんとかつわりをラクにする方法はないのでしょうか。助産師さんに、つわりがつらいときの過ごし方を聞いてみました。
◾️食べられる物を食べたいときに食べる
食べづわりの方は、低カロリーな物(こんにゃくゼリー、ガム、飴など)を小分けにして摂取するようにしましょう。夜間寝ているときや、朝起きてすぐは空腹を感じやすい時間帯なので、枕元にちょっとしたつまめるものを置いておくのがおすすめです。
◾️水分摂取をこまめにする
経口補水液などの吸収しやすい水分や、フルーツジュースを製氷機で凍らせてブロックアイス状にしたものは摂取しやすいでしょう。
◾️できるだけ体に負担のかからない生活をする
ストレスはつわりを悪化させるため、少しでも自分がラクになるように、負担になることは減らしていきましょう。家事はできるだけ簡素化し、ご主人やご家族に協力をしてもらうとよいでしょう。
仕事をされている方は、つわりがひどい場合や、仕事の内容的に避けるべき業務がある場合(重い物を持つ、長時間の立ち仕事など)には、早めに上司に相談してみましょう。医師等の指導事項を的確に事業主に伝えるための「母性健康管理指導事項連絡カード」もあるので、ぜひ利用してみてください。
◾️気分転換する
つわりは精神面に影響されやすいので、気分転換をおこなうことも必要です。ひとりで考え込むと悲観的になりがちです。友人に会ったり買い物に行ったり、自分の好きなことをしてみるのも良いでしょう。
=======
これらがつわりの症状に有効かには個人差がありますが、頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか。
安心して子どもを産み、育てられる社会を作ることは急務です。妊娠におけるつわりという過程をなくすことができないのであれば、せめてつわりへの理解が深まり、ゆっくりと何の気兼ねもなく休める社会が実現してほしいと願います。