ある日、サチが息子のユウを迎えに行くと、マイが「今週末ユウくんを沖縄旅行に一緒に連れて行っていい?」と聞いてきました。その日はユウの誕生日。そして知り合ったばかりのマイに、わが子を旅行に連れて行きたいと言われたことにあ然とします。
断りを入れたサチですが、驚くことにユウの誕生日当日、サチ一家の向かった映画館にマイとトシは現れたのです。さらにサチ一家のとなりの座席を確保したと言うマイ。無事誕生日を過ごすことができたものの、家族水入らずで過ごしたかったサチは、マイに対するもやもやを抱えたままでした。
それから数日後、お迎えのときにマイと出くわしたサチ。「この前のお詫び」としてお揃いの手作りブレスレットを差し出し、「明日からお迎えのときはこれ着けて来ない?」と言い出します。
迷惑だと思いつつも、ブレスレットを着けるくらいなんてことはないと思い、承諾したサチ。しかし、翌朝、マイは「お揃いするんだから一緒に行かない?」とサチの家を訪ねてきたのです……。
保育園到着後、ブレスレッドの写真を撮ったマイは、サチに、インスタへの投稿を促します。躊躇しているうちに、勝手にサチのスマホで写真をインスタにアップしたアイ。帰宅後、サチがマイのインスタをのぞいてみると――!?
みんなに安心してもらわないと!!
半ば強引に写真を撮り、「インスタに投稿して!」と言ってきたマイ。しかし、SNSが苦手なサチは穏便に断ろうとします。
「見てくれる人がゼロってわけじゃないでしょ?」と食い下がるマイに、「今から仕事に行かないといけないしそんな時間ないよ」と言ったサチ。そして、マイに投稿したい理由を尋ねたのでした。
すると、サチを馬鹿にしたようにため息をつき、「目的は自慢に決まってるじゃない」「お揃いの写真とかアップしたらみんないいなぁ~って見てくれるよ?」と言ったマイ。
自分とは正反対の考えを持つマイに、難色を示したサチ。結局、マイはサチからスマートフォンを奪い、勝手にSNSに投稿をしてしまったのです。
その夜――。
マイのSNS投稿をチェックしたサチは青ざめます。サチの異変に気づいた夫は、サチのスマホを覗き込み、「まじかよ……消してもらえそう?」と言い、絶縁を提案したのでした。
◇ ◇ ◇
SNSの使い方は人それぞれ。マイのように情報発信したい人もいれば、サチのようにとりあえずアカウントを持ってはいる人、そのほかにもただ情報を知りたい人など、さまざまですよね。みんながマイと同じように投稿したい、自慢したいとは思わないことを、マイには念頭においてほしかったですね。便利なSNSですが、みなさんはどのように活用していますか?