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11児の母でもある助産師が教えます!夜泣きはどうしたらいいの?

この記事では、11児の母でもある助産師、助産院ばぶばぶのHISAKOさんが夜泣きについてお話ししています。「どうしたら夜泣きが治りますか?」を考えるより、「ひたすら時期を待て!」だとHISAKOさんはいいます。それはなぜなのでしょうか?

夜泣きに困っている夫婦のイメージ

 

こんにちは、助産院ばぶばぶのHISAKOです。赤ちゃんの夜泣きで悩むママから「どうすれば夜泣きが治りますか?」と相談されます。夜中に何度も目を覚まし、一旦泣き始めると収拾がつかない状態になって、あやしても抱いても何をしてもダメ。なだめようとすればするほど火に油でお手上げ状態。こんなときはどうしたらいいのでしょうか?

 

赤ちゃんが夜泣きをする理由

私たちは毎日、いろんな人に出会い、さまざまな出来事に遭遇し、たくさんの学びがあり、驚き、興奮、喜び、不安、不快など、生きていると多くの刺激がありますよね。ましてや子どもには、そのすべてが人生初だったりします。眠っているときぐらいは頭を空っぽにしたいけど、昼間の刺激が多すぎて神経が高ぶったまま興奮状態が持続してしまうことがあります。


すると、空腹、おむつ、暑い、寒いなどの生理的な欲求が満たされていても、どんなに些細なことにも過敏に反応して泣きわめく、叫ぶ、眠れないなどの症状が出てくることがあります。

 

夜泣きは赤ちゃんの成長過程

子どもの夜泣きはママにとっては苦行なので、「どうしたらこの状況を回避できるか?」解決策を模索しますね。でも、子ども視点で夜泣きを考えてみると、その行動にも立派に意味があるわけで、ただ無意味に泣いているのではありません。


彼ら彼女らはさまざまなストレスにさらされながら自力で体力と精神力を育んでいくのです。心身のバランスが整うまでは、成長過程において夜泣きは仕方がないことです。時期がくれば必ず子どもは自分の力で乗り越え、心的刺激から身を守ったり受け入れたりできるようになっていきます。

 

今はつらくても時間が癒してくれる

だから「どうしたら夜泣きが治りますか?」を考えるより、「ひたすら時期を待て!」だと私は思います。

 

関西には『日にち薬』という言葉があります。「そのうち治る」「夜泣きはすぐには改善されないけど、それなりの時間をかけてのんびり治そうよ」。そんなニュアンスがあり、自然治癒力が引き出されるような気がして、そのアバウトさにホッとする言葉です。

 

今はちょっぴりしんどいかもしれないけど、時間が癒してくれます。時間が経てば乗り越えられます! ママに苦悩があっても、子どもは日ごとに成長していきます。退行することはないんですよ♪


総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年に11人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。

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