おうちデートをすることに
この日、当時お付き合いをしていた彼氏とドライブがてらカフェに行く予定だったのですが、運悪く生理2日目とかぶってしまいました。生理痛は重いほうではないのですが、この日は鈍痛が続き、長距離の車移動は厳しいと判断しました。
ドライブはキャンセルしたものの、彼とは会いたかったため、急きょおうちデートをすることに。彼氏が食事やお菓子を買って私の家にきてくれました。
彼から衝撃の言葉が
痛みもだいぶ和らいで、2人でソファに座ってくつろぐことに。私の太ももに彼の頭が移動してきたので、膝枕をしてあげていたのですが……。
彼から「なんか血の臭いがする、生臭い……」と言われてしまったのです。ナプキンは適度に取り替えていたつもりでしたが、距離が近すぎて臭ってしまったようです。すぐに経血のことだとわかった私は、「ごめん。生理中だからかも」と謝って、平気なふりをしました。
彼は思ったことをそのまま口にしたのかもしれませんが、「わざわざそんなことを言わなくてもいいじゃん!」という気持ちと恥ずかしい気持ちが入り混じり、悲しい気持ちに。
その気持ちのまま一緒に過ごすことがつらかったため、自分の気持ちを正直に伝えると、彼は申し訳なさそうに「ごめん。何も考えずに言ってしまった」と謝ってくれました。
彼に悪気はなかったのだと思いますが、生理の症状に対して「臭い」と言われたら誰でもいい気はしないと思います。生理の知識だけでなく、生理中の女性の気持ちも理解してくれる男性が増えたらうれしいなぁと感じました。
著者:鬼頭いちか/女性・主婦
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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