自慢したくて高級ランドセルを買いたい義母
実は義母は、かなり見栄っ張りな性格で、絶対にランドセルは私が買うというのも、「うちの孫が一番いいランドセルを持っていると他人に自慢したい」という理由だったのです。
私たちにとやかく言われたくなかったのか、長男と2人だけでランドセルを買いに出かけた義母。私と夫は、一緒に出かけるどころか、なんの意見も言えず、どんなランドセルを買ってくるのかと心配でたまりませんでした……。
数時間して、帰ってきた長男はニコニコと上機嫌でひと安心。
しかし、よく話を聞いてみると、やはり義母は長男の意見も聞かず、装飾過多なランドセルや、重厚な皮のランドセルなど、とにかく高価なランドセルを勧めていたようでした。
そんな義母に長男は、「おばあちゃん、僕のランドセルなんだから僕が使いやすい物を選ぶ! そうさせてくれないなら買わなくていい!」と、きっぱり言いきったと教えてくれました。高価なランドセルを買い与えたかった義母も、この言葉にはさすがに参ってしまったようで、長男が選んだ使いやすさ重視のランドセルをしぶしぶ購入したようでした。それでも義母は「こんなにいいランドセルはうちの孫だけでしょう! よそのお宅には買えないわ!」と言っていましたが……。
見栄っ張りな義母は、よその家とは格が違うと思われたく、高価なら高価なほど良いという考えだったので、長男の発言にはびっくりしたのではないでしょうか。私としては、高級志向の義母にウンザリすることも多かったので、スカッとしました。また、長男が自分の思いをきちんと口にできたことと、高級志向な義母に影響されず、実用性を優先したことに、成長を感じとても感動しました。
その後も、義母は懲りずに、長女のランドセルも「私が一番いいものを買う」と相変わらず張り切っていますが、子どもたちには、自分の意見をきちんと言えるように育ってほしいなと思っています。
著者:欄人瀬流子/30代・女性・自営業。3人を育てるママ。自営業の夫をサポート。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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