転んでちょっと擦りむいただけだよね?
夕飯後、私と長女と長男は新聞のチラシを持ってきて、折り紙をしたり、ボールを作ったりして遊んでいました。そろそろ夕飯の片付けをしないとなと思い、私はキッチンへ。
しばらくして子どもたちの追いかけっこが始まり、「危ない!」と思ったとき、長男がチラシで滑って転倒。キッチンからはよく見えませんでしたが、足をひねってしまったようでした。
痛がる長男の様子がいつもと違う…
痛い痛いと泣くので、私もそばに行き「大丈夫だよ」と声をかけました。いつもの転倒だろうと思っていたのですが、長男は1、2歩進んだところでまた、痛いと言って座ってしまったのです。
長男の足を見てみましたが腫れや赤みはなく、しばらくすると長男は泣き止みました。
しかし、その後も歩くときに足を引きずっていたため、翌日受診する病院を探して、その日は安静にして休むことに。
受診した結果、まさかの診断!?
朝になっても長男は、1、2歩進んでは座ったり、足を引きずったりしていました。そして整形外科を受診。
長男は泣いたり痛がったりはしませんが、なぜか医師に足を見せようとしませんでした。医師が長男を抱っこして立たせてみますが、足を床につけようとはしません。
医師から、「これね。お母さん。なんともないやつですよ。一応レントゲン撮るけど多分なんともないよ」と言われたのです。
とはいえ長男はまだ歩こうとしないため、私はどうしても腑に落ちず、前日に撮影した歩き方の動画を医師に見せました。
しかし、実際にレントゲンを撮ると、医師の見立て通りで結果は異常なしだったのです。
医師からは「でも、子どもは嘘をついているわけではないんです。あのとき転んだ一瞬は足が痛かった。それが記憶に残って、また痛い気がしてしまって足をつけない。お母さんが心配するのをやめてみてください。普通に歩きますよ」とのこと。
説明されても疑念は拭えませんでしたが、医師から言われた安心感もあり帰宅しました。
長男は、家に帰ってもまだ足を引きずっていましたが、「まだ痛い?」「大丈夫?」などは聞かずにいると、1時間後には普段通りに歩けるようになったのでした。
子どもは本当にいろんな経験をさせてくれるな……、まだまだわからないことがたくさんあるな……と思った体験でした。今回の整形外科の医師にはやさしく対応していただきありがたかったです。医師の説明では、子どもによくあることのようで、過度に心配し過ぎないことと言われました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:小嶋みほ/30代女性。2019年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。6年間の医療事務経験を経て、現在は看護師8年目です。ワーキングママとして日々奮闘中。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)