結婚後、モラハラな言動が目立ちだした夫は、家事を丸投げして夜には無理やり行為に及ぶようになります。カスミさんは夫の行為がモラハラだと認識していますが、金銭的な不安から夫と離れられずにいました。
しかし、モモナちゃんが幼稚園へ入園したころ、娘にもつらい思いをさせていたことに気づいたカスミさんは、行動を起こすことを決意します。
そんなとき、母親が交通事故に遭ったとの連絡が入り、カスミさんはモモナちゃんのお迎えを夫に任せて病院へ。幸い大事には至らず、ホッと胸をなでおろします。
帰宅すると、ものすごい勢いで泣き叫んでいたモモナちゃん。その足はなぜか血まみれになっていました。
カスミさんが夫を問いただすと、まさかの返事が……?
娘にけがを負わせたのに、当事者意識ゼロ夫……
「モモナがこんなに泣いてるのに、なんとも思わなかったの?」
「いや、いつもみたいに無意味に泣いてんのかなあって(笑)」
自分がけがをさせて足から出血し泣き止まない娘を前に「なんでもないのに泣き止まない」「けがは気付かなかった」と、へらへらと笑いながら話す夫に、カスミさんの怒りはピークに達します。
そして、この期に及んでも「タクシーなんてもったいない!誰の金だと思ってんだよ!」と口にする夫を放置し、泣き疲れて眠るモモナちゃんと一緒に急いで病院へ向かったのでした。
まったく当事者意識のない発言ばかりを繰り返し、けがさせてしまった責任からも逃れようとする夫。カスミさんが夫との会話に意味を感じられなくなるのも当然です。
カスミさんはこれ以上夫に期待せず、一刻も早く行動を起こす必要があるでしょう。モモナちゃんが、安全かつ健やかに暮らせる環境が少しでも早く整うことを願うばかりです。
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