家族の沖縄旅行にまだ5歳のユウを連れて行こうとしたり、家族水入らずのお出かけを邪魔したり、お揃いの手作りブレスレットを渡してきてSNSへの投稿を強要したりと、サチにとっては迷惑なことばかりしてきたマイ。
ある日、マイが、サチとユウの横顔がはっきりわかる写真を無断でSNSに投稿していたことに気が付きます。夫と話し合い、迷惑だけでなく怖さも感じたサチは、マイと距離を置くことに。
そんな矢先、マイが「いったんブレスレットを返してほしい」と言って、深夜にサチの家にやってきます。深夜にやって来たことだけでなく、息子のトシを「嘘をついて知り合いに預けてきた」と平然と言うマイに、サチはあ然としてしまいます。その後、長々と続くマイの世間話。見かねた夫が苦言を呈し、ようやくマイは帰っていきました。
それから2週間ほど、サチはマイやトシの姿を見かけなくなりました。気になっていたころ、突然マイと再会したサチ。「サチちゃんのために2週間もかけて動いていた」と言われサチはゾッとしました。そして『マイが動いていたこと』が何かを知ったサチは、迷惑を通り越して危機感を覚えることに――!
マイが動いていたこととは一体……!?
久々の再会で感じた、エスカレートしているママ友の行動
姿を見かけなくなってから2週間後――。
保育園にユウを送り届けに来たサチは、マイと出くわします。「久しぶり~!」と言うマイに、サチは戸惑いながらも「急に見なくなったから何かあったのかと…」と返しました。
すると、マイは「何言ってるの?サチちゃんのために2週間もかけて動いたのに~」と言い出したのです。
サチが詳しく話を聞いたところ、マイはサチのために仕事を探していたとのこと。しかし、サチはそんなことをマイに頼んではいません。
「別に何も困ってないから!」としっかり反論したサチ。すると、マイは「子連れでの公共交通機関での移動は本当に大変だったんだから!」「会社経営している知り合いに話をするために直接行ってきたのよ!」と逆ギレ。
サチは「正直そこまでされると逆に困るから!」とはっきり伝えました。すると、マイはサチの顔を覗き込み、「何か勘違いしてない?」と言ったのです。
「遊びのついでに話してきただけだよ?」「しかもあくまで提案しただけ」と言うマイ。さらに、「スキルは無いだろうから強気にもなれないしさ」「顔採用するような社長さんだからサチちゃんならいけると思ったけど~ムリだった!」とサチを小馬鹿にしたように続けたのです。
身勝手なマイの振る舞いに、腹を立てたサチ。「今から仕事だから」と言い捨てて、車に乗り込み職場へ向かいました。
車の中で気持ちを切り替え、職場に着いたサチ。しかし、そこにはなんとマイが先回りしていたのです……。
◇ ◇ ◇
サチのためと言って、勝手にサチの新たな仕事探しをしていたマイ。たとえ善意からであっても、本人が望んでいないことを無断でするのは親切とは言えないですよね。ましてや職場の上司にも誤解されるような行動は慎んでほしいもの。いつでも相手の気持ちを考えつつ、行動したいものですね。