彼「先にバラしちゃうんだけど…」
イルミネーション施設を見て回る中で、ところどころロマンチックなシチュエーションはありましたが、彼から特に何か言われるということはありませんでした。そして、最後のエリアに入るとそこには大きなクリスマスツリーが。とてもきれいで2人でツリーをしばらく眺めていると、突然彼がキョロキョロ、ソワソワし始めるではありませんか。周囲に多く人もいたため何かあったのかと思い「どうしたの?」と尋ねると……。
彼からは「もう先にバラすことになるけど、本当はこのツリーの前でプロポーズしようとしていたんだ。さっきまで人はほとんどいなかったのに、どんどん人が増えてきたから言えなくなってしまった」と言われました。
どうやら夫は、ロマンチックなシチュエーションでのプロポーズを考えてくれており、あまり人がこない時間帯を狙ってこのツリーの前にきたのだそう。ただ予想に反して人が多く集まってしまい、人がいるところでプロポーズするのは恥ずかしく、キョロキョロ、ソワソワしてしまったのだそう。彼は「きちんとプロポーズをしたかったのに、こんなかたちになってしまった……」と顔を真っ赤にして嘆いていました。
結局、ツリーの前には常に人がたくさんおり、私たちはこの場から去ることに。また帰り道には渋滞に巻き込まれてしまいました。
なかなか動かない車の中で、彼は「さっきはあんな状態になってしまったけれど……」と恥ずかしそうにきちんとプロポーズをしてくれました。「プロポーズしようと思っていた」と言われた際は衝撃的でしたが、プロポーズ自体はとてもうれしかったです。ただ、いろいろな場合を想定して動いてくれたらな……という思いもありました。
著者:中田柚希/30代女性・結婚して7年目。姉妹のママをしながらフルタイム勤務。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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