名前をつけたがる義母に、義父がかけた言葉とは
義実家へ妊娠報告をしに行くと、義両親はとてもよろこんでくれました。しかしその日以降、義母から「名前はどうするの?」「画数も考えないと!」などと夫や私宛にメッセージが届くように。どうやら義母は名前にこだわりがあるらしく、字画のよい漢字を調べては意見をしてきます。しまいには「この名前がいいわ! 将来安定よ! 〇〇って名前にしましょう!」と義母が気に入った名前をつけるよう電話をかけてきました。夫も私も、初めての子どもの名前を自分たちで考えたいと思っていたので、そのことを義母に伝えていましたが、義母は「あんたたちだけで考えるなんて、頼りないわ!」と言って聞き入れてくれません。
妊娠後期に差しかかったころ、私たちは再び義実家へ。義母はやはり名前の話題を出してきます。すでに子どもの名前は夫婦で決めていたのでその名前を伝えると、義母はムスッとした顔で字画を調べ出し「やっぱり! 字画が最悪」とドヤ顔……。一生懸命考えた名前を「最悪」と言われ、私も夫もショックで返す言葉がありません。すると「お前の好きな野球選手の〇〇は、名前の画数は悪いけど大活躍しているだろ」と義父がひと言。「2人にとって初めての子どもの大事な名前なんだから、お前は首を突っ込むな」と義母を淡々とした様子で諭します。普段はあまり口数が多くない義父ですが、義母の発言が気になったのか私たちの味方をしてくれたようです。実際に調べてもらうと、たしかにその野球選手の名前の字画は悪いことがわかりました。義母は驚いた様子でしたが、字画が悪くても活躍していることで納得がいったのか、自分の意見を押しつけてくることはその後なくなったのでした。
初孫だけに、義母も素晴らしい名前をつけてあげようと一生懸命だったのだろうと思います。夫や私の言うことを聞き入れてもらえずに困り果てていましたが、義父の痛快な言葉に助けられました。長年夫婦をしていると、相手の説得の仕方をわかってくるものなのかもしれません。今後義母のことで困ったときは、夫婦2人で悩みを抱えず、適宜義父に協力してもらおうと思うようになった出来事です。
著者:松下芽生/20代・ライター。2歳と6歳の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、お菓子を食べながらゆっくりとネットショッピングをするのが至福の時間。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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