ほら、いっぱい食べなさい
義母は来るやいなや「身長も体重も、息子(夫)のときと比べて小さ過ぎるわ! もっと食べさせなさいよ」と言い、バッグの中からスティックパンを取り出して娘に「ほら、いっぱい食べなさい」と与え出したのです。娘は朝食をしっかり食べたあとだったので、夫が慌てて止めに入り、「性別も違うし、子どもによって発育は異なるんだよ」と義母に話しました。パンを取り上げられて娘は号泣、義母も「孫ちゃんもごはんが食べられなくて泣いているじゃない!」と納得していない様子です。
私が必死で娘をあやしていると、夫がおもむろに寝室へ。そして、冊子を持って帰ってきました。「ほら」と夫が見せたのは、夫が赤ちゃんのころの母子健康手帳。1歳児健診のページを見てみると、たしかに娘の体重より重たくてしっかりしていたようです。義母は「ほらね」と得意そうでしたが、ページには赤字で「体重注意」の文字が……。夫が「食べ過ぎもよくないからな」というと、義母は「もう昔のことだから忘れちゃってたわ」と言い訳をしながら不満そうに帰って行ったのでした。
義母が帰ったあとに、夫は「成長曲線に沿っているのであれば問題ない」と健診で先生に説明されたことを義母に再度メールで説明したようです。義母からは「はいはい」とそっけない返事だったようですが、ひとまず娘の体重は適正範囲内であることはわかってくれたよう。義母は娘の成長を願うあまり焦ったのでしょう。焦って娘に無理をさせないように、私も気をつけたいなと思わされた出来事です。
◇ ◇ ◇
成長曲線の中に入っていなくても、成長曲線に沿ってその子なりのカーブを描いていれば大丈夫だと言われています。健診で問題ないと判断されているのであれば、まず心配ないでしょう。お義母さまがわかってくれたようで、よかったですね。
著者:村井あずき/20代・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな1歳の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!