ある日、夫は幼稚園のお迎えの際に自転車でモモナちゃんの足を巻き込んでけがを負わせてしまいます。病院へ連れて行きもせず、入院するモモナちゃんを置いてご飯を作りに戻ってこいと指示した夫に愛想をつかしたカスミさんは、家を出ました。
上司に現状を打ち明けた夫は「モラハラ」という言葉を耳にします。モラハラ当事者の会で自分と同じような体験談を聞き、モラハラ改善プログラムに参加することに。
家事にも挑戦してみますが、まったくうまくいきません。
ひとりで家事と育児をこなす苦労を知った夫は、カスミさんへ謝罪と復縁を迫るメッセージを送ります。
しかし、その内容を聞いた会の主催者には「ロミオメール」だと指摘されました。
このことをモラハラ加害者のためのカウンセリングで相談したところ……。
モラハラの加害ポイント
「モラハラの加害ポイントは感謝しなかった点だけではない」
その言葉を聞いた夫は、必死に答えを模索します。
専業主婦から家事育児を奪ったら
主婦の存在価値なんてない
今だにそう考えている夫は、「声を荒らげて理解させる」「専業主婦の妻に家事育児を全部押しつける」といった行動の何がいけないのか、まったく理解できないのでした。
夫は、「外で働いているのだから家では何をしてもいい」と勘違いしているよう。いくらお金を稼いでいても、家族の人権を侵害する権利はありません。
過度に気を遣う必要はありませんが、相手を傷つける発言や行動はやめるべきでしょう。
何か行動を起こす前に、一度カスミさんの立場に立って、どんな気持ちになるか考えてみるといいかもしれませんね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。