盗まれた物は…
夫に相談し、2人に変わった様子はないかと義父に尋ねると、まもなく旅行に行くことが判明。それを聞いて、ピンときた私。一泡吹かせようと、策を講じることにしました。
数日後、義姉から電話が入りました。義母と海外旅行を楽しんでいる様子を、ひけらかしてきます。すると、一流ホテルの宿泊はなんと私のクレジットカードで支払おうと、電話の向こうで話しているのです! そして、スパもエステもショッピングも私のクレジットカードを使おうと話す2人。私がどういうことかと尋ねると、私のお財布からクレジットカードを抜き取ったと告白されました。
でも、これ、じつは演技なのです。驚いて見せましたが、旅行に行くと聞いたときから感づいていました。案の定、お財布を確認したところ、クレジットカードが抜き取られていたのです。ですから、その時点でクレジットカード会社に利用停止を依頼済みでした。
家族でも、ダメなのことはダメ!
3日後、「支払いができない! 助けて……!」と義姉から連絡が。私は「カードを利用停止した」と伝えると驚く2人。「ちょっと借りただけなの! 」と、都合のいいことを言いますが、家族の物を取ったとしてもそれは犯罪です。そんな簡単なこともわからないのでしょうか。
私は携帯電話のスピーカー機能を使い、夫や義父と一緒に彼女たちの話をあきれて聞いていました。そして、彼女たちは夫や義父にも悪事がバレていると知ると、大騒ぎ。悲鳴を上げていました。
義父は、今回の一件で義母との離婚を決意したようです。私にも迷惑をかけたと、深々と頭を下げてきました。しかし、義父も私たちと同じ被害者の1人です。悪いのは、すべて彼女たち2人。この際ですから、義母と義姉にはきっちり責任を取ってもらおうと思います。
甘え過ぎた家族関係はお断りっ
結局、命からがらなんとか帰国した義母たち。高級ホテルやエステ代は、自分たちのクレジットカードを限度額まで使って、何とか支払ったと聞きました。
カードを抜き取られ、不正利用されそうになった私は、警察に被害届を提出し損害賠償を請求。義母たちとは、家族全員縁を切りました。彼女たちは借金返済に苦しんでいるようですが、自業自得ですね。
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家族だからと甘え過ぎるのは考えものです。親しき仲にも礼儀ありといいますが、いくら家族でも礼節を持って接しなければいけませんね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。