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長男だけかわいがる夫「優秀だから当然!」→長男贔屓に隠されていた秘密…夫が後悔したワケは?

私には双子の息子・リクとカイがいます。兄のリクは賢くしっかり者、弟のカイは少し不器用で甘えん坊。対照的な性格ですが、ふたりとも素直で良い子に育ってくれました。

息子たちが元気でいてくれるだけで私は十分に幸せでしたが、夫はそうではないようで……。

 

長男を贔屓する夫

ある日の夜、夫がリクの分だけスマホを買って帰ってきました。そもそも「まだ早い」と何度も話し合っていたはず。それに欲しがっていたのはリクだけではありません。

 

それなのになぜか1つだけ……。私は驚きを隠せませんでした。

 

夫はリクの成績が良いからと、私の意見を完全に無視。カイにも買ってあげるように訴えると「甘やかすからデキが悪いんだ」と逆ギレしました。

 

カイはみるみるうちに顔を曇らせ、「僕、いらない……」と呟きました。その言葉に胸が締め付けられ「ママが買ってあげる」と約束すると、リクが「一緒に使おう」と提案してくれました。

 

夫は不満そうにしており、私の不信感は募るばかりでした。

 

きょうだいは平等なはずなのに…

それ以来、夫のリク贔屓はエスカレート! リクにだけアイスを買ってきたり映画館に連れていったりし、私が抗議すると「成績が良いほうにご褒美をあげて何が悪い」と開き直ります。

 

カイが一緒に連れていってほしいと頼み込んでも「テストで100点とったら連れていく。80点しか取れないくせに図々しい」と言うばかり。

 

私は泣きじゃくるカイを慰め、カイが行きたがっていたテーマパークに連れていきました。

 

そんな父親に対し、リクもこっそりカイに分け与えたりお土産を買ってきてくれたりしましたが、それで良いわけがありません。

 

クリスマスの夜、夫から渡された離婚届

事件は起きたのは、クリスマスの夜のこと。夫がリクにだけゲームのソフトを買ってきましたが、それはカイがずっと欲しがっていたもの。自分もやりたいと泣くカイに、一緒にやろうというリクを遮り、「カイはやっちゃダメだ」と怒ります。

 

カイはついに感情を爆発させ「パパなんか要らない!」と叫びました。すると夫は「俺もカイは要らない。離婚しよう」と言い放ち、離婚届を突きつけてきたのです。なぜ急にそんな話になったのか? と尋ねると、出来の悪い息子はいらないから、1人ずつ連れて離婚したいとずっと考えていたと言うのです。

 

私は驚きと怒りで頭が真っ白。何より、息子たちを引き離すことは絶対に嫌でした。

 

するとリクがこっそり私にスマホの画面を見せてきました。そこには、ユウヤと知らない女性が手を繋いで歩く写真が……。なんと夫は、リクだけ連れて出かけていると思いきや、不倫相手の女性も同行させていました。

 

夫がリクにだけものを買い与えていたのは、口止めするためだったのです。

不倫相手が親権を欲しがったワケ

夫の不倫相手は「もうすぐママになる」とリクに吹き込んでいたことも発覚。夫は「カイは出来が悪いからいらない」と話していたようですが、それがリクを怒らせ、今回の証拠集めに至ったようです。

 

リクは彼らの会話もしっかり録音しており、証拠はバッチリです。夫はリクを懐柔できていると思い込んでいたようで、何でもかんでもリクの前で話していました。

 

私はすぐに弁護士に相談し、離婚に向けて動き出しました。リクが収集してくれた証拠のおかげで、慰謝料請求も有利に進められそうです。夫は不倫相手と別れるつもりはなく、リクを引き取る権利があると言い張りましたが、弁護士を通して交渉し、親権は私が持つこと、慰謝料と養育費を支払うことで合意しました。

 

夫は不倫相手と一緒になるつもりだったようですが、相手の女性は「リクの親権が取れないなら別れる」と言い出し、姿を消したそうです。どうやら不倫相手は、イケメンで成績が良いリクのママになりたいと本当に思っていたよう。後から夫に聞いたところ「自分で産むよりコスパがいい」と言っていたと聞きました。そんな人にわが子を任せるなど、ありえませんが……。

 

離婚後も、リクとカイがいたら寂しいことなどありません。2人がいてくれればなんでもできる! こんなに素敵な子どもたちと離れることになるなんて、夫もいつか深く後悔することでしょう。

 

 

人の価値は成績だけでは決まりません。それだけでわが子に優劣をつけるなんて、親としてありえない行為と言えるでしょう。どんな子どもにもそれぞれ素敵なところがあります。個々を尊重し、見守っていきたいですね。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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