「俺は何度奪ったんだろうか」妻の笑顔を奪ったのは自分だと気づいた夫…涙を流して #モラ夫から脱却 43

夫が幼稚園のお迎えの際にモモナちゃんをけがさせても病院へ連れて行かず、入院するモモナちゃんを置いてご飯を作りに戻ってこいと指示した夫に愛想をつかしたカスミさん。夫が仕事へ行っている間に荷物をまとめ、家を出ました。

 

上司に相談した夫は「モラハラ」という言葉を知り、モラハラ改善プログラムに参加することにしました。

 

カウンセリングでは「感謝しなかった点以外の加害ポイントは？」との宿題を出されましたが、夫には答えがわかりませんでした。

 

続いて、カウンセラーからカスミさんになりきって自分宛に手紙を書くよう促され……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幸せな家庭築いていこうね！」

交際していたころのカスミさんの笑顔を思い返す夫。

 

そして、カスミさんが妊娠していたころにしてしまったひどい態度も思い出します。

夫は、カスミさんの笑顔を自分が奪っていたことにようやく気づいたのでした。

 

夫は、子どもを想うカスミさんの気持ちに嫉妬していたのかもしれません。子どもを優先して自分が無下にされたと感じたのでしょう。しかし、だからといって相手を傷つけていいわけではありません。

 

毎日積み重ねたカスミさんの心の傷は、大きな傷となって一生残ることでしょう。夫は自分の言動がいかに思いやりのない非道な行為だったか自覚し、しっかり反省してほしいものです。