上司に現状を打ち明けた夫は「モラハラ」という言葉を耳にして、モラハラ当事者の会に参加してみることに。カウンセリングを受ける中で、夫は交際当初のカスミさんの笑顔と妊娠中の自分の悪態を思い出し、自分がカスミさんの笑顔を奪っていたことに気づきました。
一方、カスミさんは初めて夫の実家を訪れた際に目撃した「さす九(さすが九州)文化」を思い返します。夫にもこの「女性が男性を立てる文化」が染みついていましたが、気づいたときにはすでにモモナちゃんを身ごもっており逃げることができませんでした。
カスミさんは、夫が育った家庭環境を考慮しながら今後について考えますが……?
モラハラ夫からの手紙
カスミさんが作った食事に対して「今日の飯、時間がかかったわりに美味くなかったな。俺が嫁にもらわなかったらやばかったんじゃねぇの?」と半笑いで言う夫。
こんなふうに人を傷つけ、見下す言動が当たり前の環境で育ったんだから、仕方ない……本当に?
付き合っていたときは紳士的でやさしかった夫。カスミさんの心の中には「意識次第で変えられたのでは?」という疑念が湧きます。
そんなとき、夫から手紙が届きました。
そこには、家族への謝罪とこれから変わるとの決意、話し合いを求める内容が……。
「人って本当に変われるものなのかな?」
そんな思いと離婚を躊躇する気持ちも相まって、カスミさんは自分がどうしたいのかわからなくなったのでした。
同棲して以来、ずっとカスミさんを見下し続けていた夫。
再び生活をともにするとなると、また相手を見下してしまうのではないか、見下されるのではないかとの不安が常につきまとうでしょう。
夫を信じたい気持ちもわかりますが、カスミさんとモモナちゃんの幸せが第一です。
モモナちゃんの気持ちも確認しながら、2人が心から幸せと思える道を選んでほしいものですね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。