お互いに生理症状がつらくて…
高校2年生から3年生まで、同じクラスだった親友のAちゃん。偶然、出席番号が近かったこともあって仲良くなり、時間が経った現在も心許せる友人です。
私もAちゃんも互いに生理痛が重く、2人とも毎月のように悩まされていました。生理がつらいときは授業を休むことも多々あったため、そんなときはお互いのノートを貸し借りしたり、委員会に代打で参加したりすることも度々ありました。
私がナプキンを忘れるたびに
私が特にAちゃんに助けられていたなあと感じるのが、突然生理が始まった日に、うっかり生理用ナプキンを忘れてしまったときのことです。ずぼらな性格ゆえにナプキンの補充を怠ることの多かった私は、「どうしよう! ナプキン持ってきてないのに、生理がきた……」と慌てることが少なくありませんでした。
そんなとき、Aちゃんはよくナプキンが大量に詰まったポーチを手渡してくれ「遠慮なく使ってな」「私もトイレついていこうか?」と、姉御肌な対応をしてくれました。
今度は私が彼女の助けに
反対に私がAちゃんによく感謝されていたのが、私の温かい手。Aちゃんは特に、生理中は手足の冷えがひどかったようなので、よく彼女の手をギューッと握ったり、おなかをさすってあげたりしていました。
生理のたびに彼女の手を温める私に、いつも「天然のカイロやなあ」とAちゃんから笑われていたのも、今となっては懐かしい思い出です。
高校時代は特に生理痛に悩まされていましたが、親友と互いにフォローしあうことで乗り越えられていたように思います。体や心が不調になりがちな生理の訪れも、仲のいい友だちとであれば、ご機嫌に過ごすこともそう難しいことではないのかもしれないなと実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:鮭いくら/女性・主婦
イラスト:すうみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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