男性不妊判明!待望のステップアップ
夫はいわゆる「男性不妊」。医師によると自然妊娠は難しく、体外受精の中でもさらに高度な「顕微授精」をすることが望ましいという判断でした。
このころは、まだ不妊治療が保険適用でなく、通うだけで費用は嵩み家計を少しずつ圧迫。ですが、2人で話し合いを重ね、高度不妊治療に臨むことにしました。
お金がかかる不妊治療!私と夫の思いの差
私は、結婚する理由として「子どもを育てたい」というものが上位にあげられる程、子どもが大好きです。ですが、夫は、まだ見ぬわが子よりも、自分の趣味・交友関係に時間もお金も割きたいようで、お金の話でけんかになることもしばしば。
その上で、高度不妊治療に進むことになり、期待でいっぱいの私と違い、どうやら夫の気持ちは私ほど期待には満ち溢れていなかったようです。
夫が放った最低のひと言
ある日、お金のことでささいな口げんかになりました。夫のお金の使い方に、私が口出しをしてしまったのです。すると、なんと夫は「最近、もっと高い買い物したやん」と言い放ったのです。
体外受精費用のことを「高い買い物」と言ったのです。
私はあの最低な夫の一言は死ぬまで忘れないとこのとき誓いました。それほどに腹が立つ言葉でした。
しかし、それから1年後、無事に授かった子どもが生まれると、子どもを溺愛し始めた夫。自然に趣味や交友関係が落ち着き、お金も大事に使うようになりました。さらに、出産から2年経ったころには、夫から「2人目が欲しい」と言い出すほど。そのパパっぷり、いい夫ぶりは加速し、その後同じ不妊治療をおこなうことになり、無事妊娠・出産に至りました。
つらかったことはたくさんありました。なかでも、あの「高い買い物」というひと言は、今でもふとしたときに思い出して、モヤっとすることがあります。けれど、あのときのけんかも迷いも、振り返れば、夫婦としてちゃんと向き合うために必要だったのかなと思えるようになりました。あれから家族が増えて、夫もすっかりパパの顔になりました。子どもと遊ぶ姿を見ていると、「あのころのあの人」とはまるで別人です。なんだかんだ、私たちなりに、ちゃんと乗り越えてこれたのかなと感じています。大変だったけれど、あきらめなくてよかった。今は、子どもたちと過ごす毎日のバタバタの中に、小さなしあわせをたくさん感じています。
著者:花森りぶ/30代女性/2018年生まれと2021年生まれの息子たちと夫の4人暮らし。3年間IT関連会社で営業事務、12年間保育園で保育士を経験。現在はベビーマッサージの資格取得に向けて勉強中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
※AI生成画像を使用しています
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