義妹が私を嫌う理由
結婚式当日、私に空のご祝儀袋を投げつけてきた義妹。「さすがにひどいよ?」とメッセージを送ると、義妹は「払う価値なんてないんだよ!! お兄ちゃんとの結婚を認めたわけじゃないんだから!!」と変わらず私のことを認めてくれません。
どうしてそんなにも私のことを嫌うのか理由を聞くと、「あんたが来てから、私だけをかわいがっていた親も兄も、あんたのことばっかり!」と言うのです。
「ご両親は私に気をつかってくれているだけだよ」と諭すも、義妹の文句は止まりません。
「お兄ちゃんはいつだって駆けつけてくれたのに、今は夜中に電話しても眠いからって無視するし! おねだりしても少ししかお金をくれないし」。
呆れた夫は義妹に…
隣で私たちのやり取りを見ていた夫もさすがに呆れたようで、義妹に「じゃあ仕送りやめるわ」と送信。空のご祝儀袋を投げつけて帰ることを許す代わりに、仕送りは今後一切しないと宣言しました。実は、義妹が勤めていた会社は2年前に倒産し、夫は再就職までの間と思い、義妹に仕送りをしていたのです。私は入籍時にこのことを聞いていて、「それなら再就職できるまで続けてあげて」と夫に話していました。
これには義妹も「嘘でしょ!?」「やさしいお兄ちゃんに戻ってよ!!」と狼狽。しかし夫は、「今のお前にやさしくする価値はない」ときっぱり。
ただ、これで引き下がる義妹ではなかったのです……。
ご祝儀がすり替わっている!?
こうして、ひとまず結婚式を無事に終えた私たち。ですが、またもや問題が浮上してきたのです。
私は翌日、「昨日はちゃんとお家に帰れたかしら? 気持ちは落ち着いた?」と義妹に連絡をしてみました。
ところが義妹は、「あんたのせいでお兄ちゃんに嫌われたんだから!」と逆ギレ。落ち着くどころか、怒りの矛先はまだ私に向いています。
嫌な気分になりながらも、私にはどうしても義妹に聞かなくてはいけないことがありました。実は、昨日の結婚式のあとにご祝儀をまとめて入れた袋を確認すると、空のご祝儀袋ばかりだったのです。いつ誰がすり替えたかわからない状態でした。
私が義妹にそのことを話すと、彼女は「私がやったって言うの!」とご立腹。「まだこのことは私しか知らないの。夫に言う前に無実を証明してほしい」と伝えますが、「私じゃないから。いいがかりをつけられて精神的苦痛を受けましたって慰謝料請求しようかしら」とのこと。
私はこれで最後と思い、もう一度だけ「本当にご祝儀がある場所を知らないんだね?」と質問。それでも、「そんなに疑いたいなら証拠でも出してみなさいよ!」と言うので、証拠を出すことにしたのです。
エアタグのGPSが示した家は…
「じゃあ今から鳴らすね、エアタグを」と私は伝えました。
実は、ご祝儀袋をまとめて入れた袋の中には、防犯にとエアタグも入れていたのです。そのおかげで、私はエアタグのGPSを使ってご祝儀のありかを見つけることができており、GPSが示していたのは紛れもなく義妹の家でした。
義妹は焦りながら「ご祝儀は今すぐ返すから!!」と白状したものの、今度は「でも、あんたがお兄ちゃんに仕送りを中止させたから、私はご祝儀を奪うしかなかったの。私を悪者に仕立て上げて最初から脅すつもりだったんでしょう!?」とのこと。奪ったけれど、そういう状況にさせた私が悪いと言いたいようです。
「ご祝儀は返すけど謝らないからね!」という義妹。すると、隣で私たちのやり取りを見ていた夫は私からスマホを取り、「謝らなくていいよ。兄として俺が警察に突き出すから」と送信したのです。
最低な義妹の末路
実家総出で警察に連れていかれた義妹でしたが、警察には「家族間のことなので穏便に済ませては?」と勧められ、被害届を出すことはやめたよう。
その代わり、義妹は勘当され、親からの仕送りもゼロに。なんとか決まったアルバイトで生活費を稼ぎながら、正社員の職を探しているそうです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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