男の子に名付けられていた偉人の名前は?
龍馬(坂本龍馬)
歴史上の偉人の中でも人気がある坂本龍馬(りょうま)の名前は、毎年男の子の名付けで根強い人気があります。特に辰年だった2024年は、例年より多く名付けられていました。
行動力や先見性のある坂本龍馬のイメージはもちろん、伝説上のいきものである龍の、力強く神秘的な印象を受ける名前です。
慶次(前田慶次)
前田慶次は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて活躍した武将です。ドラマやゲームなどの題材にもなり、自由奔放、豪快、粋といったイメージがあります。
前田慶次の自由な生き様は、現代社会においても共感を呼ぶ部分が多いと言えるのではないでしょうか。また、「よろこび」を意味する「慶」という漢字は、ポジティブな印象を与えます。
謙信(上杉謙信)
上杉謙信は、卓越した軍事的才能を持ち、数々の戦いで勝利を収めた戦国時代を代表する武将です。勇猛で威厳があり、頼りがいのあるイメージを持つでしょう。
おごらず慎んだ印象を持つ「謙」に、信頼・確信などの「信」を合わせることで、誠実さを感じる名前と言えます。また、撥音の「ん」が2回入る「けんしん」というよみは、リズムがよく明るい印象を与えるでしょう。
武蔵(宮本武蔵)
安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した宮本武蔵は、二刀流の剣豪です。生涯無敗と言われる宮本武蔵の名前は、強さを連想させるでしょう。
武士の「武」がつくことで、質実剛健な男の子らしい印象を持ちます。同じ名前には元格闘家の武蔵さんがおられます。宮本武蔵に負けない力強さを感じさせますね。
武尊(日本武尊:ヤマトタケルノミコト)
『古事記』や『日本書紀』に登場する武尊(たける)は、伝説とも言える古代日本の英雄です。勇敢で武勇に優れた英雄として描かれており、古代のヤマト王権の勢力拡大に大きく貢献した人物として、後世に語り継がれています。
また「尊」は、神様や地位や家柄が高い人の呼び名に添える漢字として使われており、高貴な印象を受けるでしょう。
「武尊」と言えば、WGP三階級世界王者の武尊さんが有名です。「武蔵」同様に、強さを感じる男の子らしい名前と言えます。
まさかの該当なし!?意外と名付けられていない偉人の名前は?
戦国時代の武将・織田信長や伊達政宗、新撰組の主要メンバーである近藤勇(いさみ)・沖田総司なども、男の子に名付けられそうな偉人ですが、ベビーカレンダーの調査ではこれらの名前は見られませんでした。(※勇は「ゆう」のよみでランキング入り)
近年、男の子の名前は漢字1文字の名前や2つの音からなるカジュアルな名前がトレンドで、どっしりとした印象を持つクラシックな名前はあまり多くありません。それを思うと、偉人の名前のようなかたい印象の名前は流行とは違っているのかもしれません。
一方で、多くないからこそ、人と被りたくない人にとっては狙い目と言えるでしょう。偉人への敬意を込めて、赤ちゃんの名前に取り入れるのもいいかもしれませんね。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年1月1日(月)〜2024年10月1日(火)
回答件数:40,207件(男の子)