「靴下を履く」「靴下を穿く」どちらが正解?
答えは「B.靴下を穿く」でした!
みなさん正解できましたか?
「問題にするまでもなく“履く”でしょ!?」と思ってしまった方も多かったのではないでしょうか?
履く:「足」につける
靴やスリッパなど、足だけにつけるものに使います。
例
靴を履く
スリッパを履く
スキーを履く
上履き
穿く(はく):「下半身」につける
ズボンや靴下など下半身に身につけるものに使います。
例
靴下を穿く(はく)
スカートを穿く(はく)
はかまを穿く(はく)
この説明だけを読むと、「“履く”では?」と思いがちですが、靴下は足につけてはいますが、膝下〜足と下半身も含まれるため「穿く(はく)」を使います。
出典:引用:小学館「デジタル大辞泉」/一般社団法人共同通信社「記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集」
7割の人が「履く」を選択
実際に、 毎日新聞校閲センターが運営する『毎日ことばplus』の行ったアンケートでは、「靴下を履く」と「靴下を穿く」では、7割の人が「履く」と答えたそうです。
ただ、新聞や記事発信の際に辞書的に使う『記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集』では「靴下=はく(穿く)」と記載されていますが、一部国語辞典では「履く」を採用するもあり、見解が分かれる漢字でもあります。
「穿」は常用漢字ではないため、記事執筆・SNS発信・文書など日常で使用するなら「靴下をはく」といったように、ひらがな表記がおすすめです。
変換ミスにも注意!
パソコンやスマートフォンを使うことが多い現代、「穿く(はく)」を使うべきところでも「履く」として予測変換が出てきてしまうので注意しましょう。
筆者は完全に不正解だったので(泣)、先輩から「足を細いところにスポっと入れるもの→“穿く”というニュアンスで覚えるといいよ」としっかりアドバイスをいただきました!
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