体調が安定した母は職場に戻ることができ、仕事に励んでいました。しかし、ある日倒れてしまったのです。検査の結果、脊髄への転移が判明した母は長期入院をすることに。そんな母が、退院してきました。
母が毎日家にいることがうれしかったペ子さん。母がよくなると信じていたのですが、ある朝……。
何げない日常が楽しかった…
乳がんの闘病後、体調が安定した母は仕事に復帰。しかしその後、骨髄への転移が判明し長期入院へ。
その母が、これからは家で診ることになったと退院してきました。
母はベッドで過ごすことが多かったけれど、毎日家にいてくれるだけでうれしかった。
いつでも話ができる。ごはんだって一緒に食べられる。何げない毎日が楽しかった。
私は、母がよくなることを信じて疑わなかったのです。
母が退院して1カ月がたったころ、父が私たちを起こしにきました。
「お母さんの、最期だ」
さいご……?
昨日まで笑っていた母。お母さん、よくなるんだよね?
享年40歳。
11歳の私には、到底受け入れ難い現実でした。
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40歳で旅立ったペ子さんの母。早すぎますね。11歳のペ子さんが、その事実を受け入れられないのは当然のことだと思います。
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