『ホンマでっか!?TV』刺身選びのポイントは!?
先日放送されたフジテレビ『ホンマでっか!?TV』の「美容と健康に!秋の魚パワーSP」では、スーパーマーケット評論家の三浦慶太さんが出演。
全国のスーパーを取材する雑誌の編集長でもある三浦さんによると「つまと刺身が45度に並んでいる」スーパーは刺身が美味しいそうです。
45度とはトレイに対してのつまと大葉、刺身の角度のこと。つまが黄色いライン、刺身と大葉がピンクのラインで45度になっています。
角度をつけることで立体感とボリューム感が出て、大葉の緑のコントラストが加わり、鮮度感が伝わるのだとか。
さらに売り場に並んだ時、値札に刺身が隠れにくいというメリットもあるそうです。
並べ方と魚の美味しさは比例しないのでは?と思いましたが、魚をさばいて、刺身にするのは職人の世界。
三浦さんは、こうした細部にまでこだわっているお店は腕の立つ職人さんがいて、いい魚を目利きしている可能性が大きいと説明していました。
はたして、今人気のスーパーはどうなのでしょうか!?
5つのスーパーで刺身盛り合わせの並べ方をチェックしてみました!
【角上魚類】魚屋さんならではの新鮮さ
「魚のアメ横」と呼ばれる新潟市寺泊(てらどまり)から始まった魚屋さん『角上魚類』。
新潟県と豊洲市場に配置された鮮魚専門のバイヤーが市場を比較し、より良い魚をより安く、早く仕入れているため、鮮度の高い魚が安く売られています。
こちらの盛り合わせは、本マグロの中とろ入りで850円(税込)。きれいに45度に並べられていて、どれも新鮮でした!
他のスーパーと食べ比べるとワンランク上の美味しさで、さすが『角上魚類』と大拍手!
【ライフ】食べごたえのある厚さ!映え系盛り合わせ
スーパー『ライフ』の刺身盛り合わせです。売り場ではどの盛り合わせも45度に並んでいました。
大根や大葉のほかに、わかめやニンジンまで添えられて彩り豊か。真ん中の黄色い菊も、華やかさをプラスしてくれていますね。
マグロやブリは厚切りで食べごたえがあって、至福の一口でした!
【オーケーストア】つまナシの潔さ!
『オーケーストア』の刺身盛り合わせにはつまが入っておらず、すぐそばで別売りにされていました。
そのため、45度ではなく刺身が縦に並んでいるだけ。「高品質・Everyday Low Price」をモットーとするだけあって、その分コストを抑えているのでしょうか。
個人的にはつまは無くても気にならないので、値段が安いのはありがたい限り。マグロの色味が若干気になりましたが、臭みはありませんでした。
【トライアル】もしかしてまずい!?なんてウソ
人気急上昇中のスーパー『トライアル』では、大きめのパックが数多く売られていて、基本的にはどれも45度の盛り付けでした。
マグロや近海魚の刺身が多く、ブリやサーモン、エビのようなよく見る盛り合わせは少ない印象。
実は「トライアル 刺身」でネット検索すると予測変換に「まずい」と出てきたので、恐れていました。
しかし、そんな心配を吹き飛ばすくらいの鮮度の良さ!臭みは全くなく、歯応えやぷりぷり感もあって新鮮そのものでしたよ。
【ヤオコー】45度はなかったけれど高品質
私の訪れた店舗では、刺身の種類は少なめだった『ヤオコー』。45度で盛り付けされている盛り合わせは見当たらず、全体的に盛り方は不慣れな印象です。
もしかして、魚にあまり力を入れていないのかも?と思いきや、全体的に脂がのっていて、新鮮!どれも臭みや筋っぽさもなく、安定した品質でした。
【番外編】ロピアは盛り合わせナシ
『ロピア』では盛り合わせどころか、カットされた刺身は売られていませんでした。
切り身にすると傷むのが早いため、サクで販売することによって食品ロスを減らしているよう。コストも抑えられるので、切り身や刺身よりお得に買えるのはいいですね。
45度に並んでいなくても美味しい刺身はある
人気のスーパーでも45度ではない盛り合わせがありましたが、鮮度は必ずしも比例しなさそう。
もし揃っていなくても、新人の方が頑張って盛り付けしているかもしれないので、あたたかい目で見守ってくださいね。