アラフィフになり感じ始めた老眼の兆し
アラフィフになり、手元の文字が見えにくくなってきました商品の裏に記載されている成分表、仕事で見るパソコンのモニター上の文字、スマートフォンの文字など、小さい文字はすっかり見えにくくなる日々。職場でも少し年上の先輩たちには老眼鏡を使い始めた人も多く、「でも私は眼鏡は嫌!」とずっと抵抗する気持ちがありました。眼鏡は私には似合わないし、度も強いからレンズも分厚くて重いし……などと、眼鏡にネガティブなイメージしかなかったのです。
ただでさえ眼鏡が嫌いな上に、老眼である自分を認めるのにも心理的抵抗がありました。老眼鏡を「リーディンググラス」と呼ぶことも増えていますが、「老眼鏡」という言葉自体にも老化を感じて抵抗があり、どうしても前向きに購入する気にはなれなかったのです。
30代彼氏のひと言で眼鏡への意識が変わる
そんな中、老眼とは無縁の30代彼氏が「眼鏡が似合う女性っていいよね。きっと似合うだろうから試してみたら?」と言いだして驚いた私。「いやいや、私に眼鏡は絶対に似合わないよ!」と必死で抵抗したのですが、彼は「それは昔の話でしょ。今はおしゃれな眼鏡もたくさんあるし一緒に選ぼうよ」と譲りません。2人でネットでいろいろな眼鏡を見ているうちに、私の気持ちも少しずつ変わってきました。「そうか、ただの老眼鏡と思わずに、眼鏡をファッションアイテムとして楽しめばいいんだ」と。
そこで、まず彼氏には思い切って「30代ではわからないだろうけれど、私はもう老眼が始まっていて……老眼鏡が必要だと思ってたんだよね」と打ち明けました。彼はむしろ喜んで「じゃあ一緒に眼鏡を買いに行こう!」と言いだし、次のデートでは眼鏡屋さんに行くことに決まりました。
予想に反して楽しかった眼鏡選び
2人で店頭に行くと、おしゃれなデザインのフレームがたくさん並んでいます。最初は恥ずかしかったのですが、いろいろと試着していくうちに「意外と眼鏡もいいかも」と思えるようになってきました。彼や店員さんとも相談し、自分の顔立ちやファッションに合いそうなフレームを選び、「実は老眼で……」と伝えると、「あ、近くを見るためのレンズですね」とすんなり話は通りました。店員さんはひと言も「老眼」という言葉は使わず、「近くを見るための眼鏡」という言い方をするので、恥ずかしさも弱まりました。
「あまり度を上げずに、かけたまま歩ける程度の度数にしたい」と伝えるとそのように調整してくれ、お気に入りの1本が完成。うれしくて仕事中だけではなく、ファッションアイテムとしてもたまに使うようになりました。デートに着けていくと彼が絶対に褒めてくれるので、眼鏡に合うファッションを考えるのも楽しくなりました。
まとめ
今はまだ老眼が弱いので、このように普段使いもできる程度の度数で老眼鏡デビューできてよかったと思います。まずは思い切って老眼鏡を購入できたことが大きな一歩でした。お気に入りの1本を選べたので、心理的な抵抗なく老眼鏡を使い始められたことは、私にとって大きな変化だったと実感しています。
老眼がなかったらこの年齢でファッションに眼鏡を取り入れようとは思わなかったはずなので、ある意味いいきっかけになったのかもしれません。老化を嘆くだけではなく、新しいチャレンジと考えるのも楽しいなと感じた出来事でした。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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