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「酒とつまみの準備な」毎晩部下を連れくる見栄っ張り夫→限界の私に代わって鬼が!?夫が見た地獄とは?

私は毎晩、頭を悩ませて夫から頼まれるつまみを作っています。毎日のように部下を連れて帰ってくる夫のプライドのために、奴隷のように働かされているのです。幼い息子がいるというのに、私の負担はまったく考えてくれません。息子が風邪で寝込んでいても、お構いなしで……。

夫は自慢話が多い人で、会社では私の手料理やリフォームしたわが家をよくひけらかしているようです。そのため、おつまみに出す料理は手が抜けず、困っています。幼い息子のお世話でおもてなしできない日は、そう菜でも買ってきて出したいところですが、夫はそれを許しません。

 

人を家に呼ぶと夫が必ず案内する場所、それは自慢のウッドデッキ。庭でバーベキューでもしたいねという話から始まった改装工事ですが、まだ1度も家族では使ったことがありません。その費用は義母が出してくれました。家族の幸せを願って、義母が作ってくれた場所なのに……。

 

 

ついにブチ切れた私は…?

連日続く、夫の部下へのおもてなし。子育てをしている私には、相当な負担です。私の手料理は毎回ほめてもらえるのですが、さすがに来客の頻度が高すぎます。部下を気遣うように、家族にももう少し気を遣ってほしいものです。

 

にぎやかな飲み会は、息子の眠りをさまたげます。目が覚めて不機嫌になった息子がそのまま眠れなくなることも。そんなとき、私はあっちにもこっちにも気を遣わなければならないので、つらいです。

 

ウッドデッキの使用に関しては、義母の気持ちをないがしろにしていますし、部下の人たちも本当はうちに来たくないのかもしれません。上司の誘いを、ただ断れないだけなのではないでしょうか。そう言うと、自分は部下から好かれているのだと得意げな夫。本当ならいいのですが……。

 

このように夫には何度か注意をしましたが、一向に態度を変えませんでした。とうとう限界に達した私は、ついに行動に出たのです。今日もいつものように、来客の連絡をしてきた夫でしたが……。
「今日は部下を5人連れていくから」
「酒とつまみ、準備しといて」

 

「自分でやれば?」
「私と子どもは実家にいるから」

予定の狂った夫は、ものすごく怒りました。専業主婦で無職の私には、おもてなしを拒否する権利などないと思っているようです。黙って従えと怒鳴ってきました。とりあえず、夫はおもてなしできるおつまみがあればいいようです。その点に関しては、すでに手を打ってあります。私よりずっと経験豊富な方に代打をお願いしたのです。

 

 

わがまま夫を懲らしめる私の救世主は鬼だった!

その後、鬼の形相で夫の前に現れたのは義母。部下たちに偉そうにしている息子の姿を見てみたいと言っていましたが、会ったとたんに説教をし出したそうです。部下たちの目の前でしかられた夫の面子は丸潰れ。部下たちは気まずそうに、そそくさと帰っていったようです。

 

今朝、我慢が限界に達した私は、泣きながら義母に電話をしました。妻子のことなどお構いなしに、部下に自慢することだけを優先する夫。パートナーとしても、父親としても失格。私の話を聞いた義母はブチ切れ、飛行機に飛び乗って駆けつけてくれました。

 

明日からどんな顔をして会社に行けばいいのだと、弱音をもらす夫。それを聞いて「いい気味だ」とつぶやく私に、夫はゾッとした様子。いつもの私じゃないと言いますが、私だって怒るときは怒ります。仕返しをしたいと、ずっと思ってきました。そんな気持ちになったのは、すべて夫のせい。夫がこんなことさえしなければ、私だって鬼にならずに済みました。

 

結婚当初の私は、夫に尽くせば愛情で返してくれると思っていたのです。それがどんどん調子に乗って、私をないがしろにして、罵倒し、見下し……。私の気持ちは限界まですり減ってしまいました。もう夫とは話もしたくも、顔を見たくもありません。

 

夫は「帰ってきてくれ。話そう」と言いますが、家のことをするお手伝いさんがいなくて困っているだけの様子。それなら安心してほしいです。これから義母が夫に家事特訓をしてくれる予定なのです。しばらく滞在して、夫の腐った性根をたたき直してくれると言っていました!

 

 

家ではモラハラ、会社ではパワハラ?

義母の『息子再教育計画』は順調のようです。夫は、日中は会社で後ろ指を指されて笑いものにされ、帰宅後は義母のしごきに耐える日々。あっという間に降参の白旗を上げた夫は、私に助けを求めてきました。

 

義母がため息をつくほど、夫はいくらやっても家事が上達せず。料理がこんなに大変だと思わなかったと、こぼしていました。その大変な料理を、おもてなしのために連日作らされていた私。家族に作る料理とは違い、お客さんに出す料理にはいつもも何倍も労力と時間がかかりました。そのことにやっと気づいた夫は、私に謝罪し、自分の間違いを認めたのです。

 

やはり部下たちは、うちに進んで来ていたわけではないこともわかりました。断れば上司を不機嫌にすると思い、誘いにのるしかなかったと、後日彼らの素直な気持ちを夫は聞くことになったそうです。自分が会社の人たちから本当は慕われていなかったと知った夫は、相当なショックを受けていました。

 

ショックついでに、私は離婚を申し出ました。これから夫は独身に戻るので、義母にたくさん家事を仕込まれるといいでしょう。

 

プライドが粉々になった夫は、意気消沈。おかげで離婚も引っ越しも、慰謝料や養育費の支払いも、何もかもスムーズにいきました。それもこれも、義母がお仕置きしてくれたおかげです。

 

◇ ◇ ◇

 

子育てに追われる中、夫の自慢のために手の込んだ料理でおもてなしを強要され、感謝されるどころか、罵倒され、見下される毎日……。想像するだけでもつらくなってしまいますね。

 

相談した義母が飛んで来てくれて、代わりに夫を叱ってくれる理解のある人で本当に良かったです。部下の前で母親から叱られ、妻にも捨てられ、もう守るプライドはないはず。義母の再教育を素直に受け入れ、今までの妻に対するひどい行ないを反省して、改心してくれると良いですね。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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