幼なじみからいきなり連絡が
高校を卒業してから、10年ほどが経過したある日のことです。突然、A子から連絡がきました。
「久しぶり〜! 同級生たちから結婚するって聞いたんだけど、本当なの?」
実は1カ月ほど前、3年間付き合った恋人にプロポーズされ、私は婚約したのです。いきなりの質問に驚きながらも、「うん、本当だよ」と返信。すると「なんで私にもっと早く教えてくれなかったの!」との返信が。「逆にどうして教えなくちゃいけないの!?」と思いながらも、反発すると面倒なことになると考えた私は、「連絡が遅れてごめんね」と返したのでした。
私の結婚に興味津々
その後も、A子は私の婚約者に興味津々で、「どんな仕事をしている人なの?」「写真はないの?」「名前は?」と質問責め。仕方なく名前を教え写真を送ると、A子は「えっ、イケメンじゃん! 地味なあなたがこんなイケメンと結婚できるなんて、信じられないんだけど」と失礼な発言。
私は昔からの我慢がついに爆発し、「いい加減にして! A子は昔から私のことも同級生たちのこともバカにするところがあったけど、それが大人になっても変わらないなんて、恥ずかしいと思わないの?」と伝えました。
ただ、A子が素直に謝るはずもなく、「は? ムカつくんだけど。私のほうが美人なんだから偉そうにしないで」と言って、連絡が切れたのでした。
A子が彼を略奪!?
それから1カ月後、婚約者から「SNSのアカウントにA子からDMがきて、デートに誘われた」との連絡が。なんとA子は、名前や顔写真から彼のSNSを探し、私から略奪しようとしていたのです。
ただ、彼はまったくA子になびいておらず「何の用なんだろうね」とひと言。実は、私と婚約者は、小学校から高校生まで同級生で、つまり、彼とA子も幼なじみだったのです。
学生時代の彼はふっくらした体型をしていたものの、社会人になってからダイエットに成功し見た目が変化したため、A子は彼だと気づかなかったよう。また、学生時代のA子は彼のことを「ダサい男」とバカにしており、名前も覚えていなかったのでしょう。
愕然とするA子
その後、私はA子に「私の彼を略奪しようとしないで! 彼のことも覚えていないくせに。同級生だって全然気づかなかった?」とのメッセージを送信しました。彼の正体を知ったA子は、「あのさえない男だったの!?」と愕然。「学生時代、散々バカにしてきたあなたに惹かれることはないから、もう彼と私にかかわらないで」と言って、私はA子の連絡先をブロックしたのでした。
いきなりのA子の登場でいろいろとありましたが、その半年後、私たちは無事に入籍。A子以外の同級生たちからは「おめでとう!」と祝福してもらえ、これからも彼と穏やかで幸せな日々を過ごしていきたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
イラスト:わかまつまい子
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