義父が除雪してくれた!しかし妙な痕跡が…!?
子どもが寝つき、外に出ると、家の周囲がきれいに除雪されていました。見ると、近所に住む義父が、車に乗り込もうとしているところ。私は車へ駆け寄り、何度もお礼を伝えました。
義父は笑顔で返事をすると、颯爽と帰っていきました。私は感謝の気持ちで家に戻り、玄関を開けようとした際、“ある物”を玄関横に積まれた雪山で見つけてしまったのです。
それは、あきらかに“おしっこ”でした。雪山の大きく黄色い染みを見て、私は一瞬で義父だと理解しました。除雪で新しく積みあげられた雪山に、大型犬ですら届かない場所の黄色い染み。
義父はときにギョッとさせられる行動をとる人でした。私は玄関横で起きた衝撃事実に言葉を失ってしまった私。義父への感謝の気持ちが、衝撃と怒りでどこかへ行ってしまいました。
その日の夜帰宅した夫に事情を説明。このとき、私は感情を出さず、冷静に「除雪は感謝しているけれど、排泄はトイレでしてほしい」と話しました。夫は「そうだね」というと、黙ってボウルにお湯を入れ、外へ出ていきました。
翌朝、新聞を取りに玄関へ向かったついでに外を見ると、黄色い染みは消え、ぽっかりと大きな穴があいていたのです。夫から注意を受けた義父は、二度と同じことはしていません。
義父には感謝していますが、玄関横への排泄はどうしても許せず、素直に感謝できないもどかしさが残ってしまいました。この件があってから、小さなトラブルでも夫に話をして解決し、家庭円満のために、義両親との仲立ちをしてもらっています。
著者:式守ゆみ/40代女性。2015年生まれ、2018年生まれの2人の息子を育てながら、シングルマザーと奮闘中。職業は医療ソーシャルワーカーで、一人でも多くの方の笑顔を見られるように邁進している。趣味は、水引やキャンドルなどの制作。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)