予想外の大雪で、近所総出の雪かき
私が住む地域では珍しく雪が積もった日、近隣の小学校は軒並み休校となりました。スタッドレスタイヤの準備がないわが家では、家を出ることもできず、朝から近所の人たちとせっせと雪かきをしていました。
こんな状態なので、電車で通園していた私たちは、幼稚園にも行くことができなかったのです。
遠方通園組の苦悩と欠席の決断
幼稚園のクラスは少人数なので、欠席するときはお互いに連絡し合う仲です。私はクラスのママたちとのグループメッセージに、「家の周りではこんなに雪が積もりました。そのため今日はお休みします」と写真付きのメッセージを送りました。
遠方から通園している子どもも多く、わが家も遠方組。最寄りの駅に行く手段もないし、欠席は仕方ないことのように私は思っていました。
価値観の違いが浮き彫りに!?
しばらくすると、「積もったね!」「私の家は積もるほどじゃなかった!」とママさんたちから返信がありました。私の地域は少し北にあり、ほかの地域とは積雪に差があったようです。
すると1人のママさんから「こちらは積もっていません。雪で欠席するなんて、理由になりません。親の都合ですね」と嫌みのようなメッセージが送られてきたのです。
「雪だから欠席は仕方ない」と思っていた私。休むにあたって、積雪の様子を伝えたほうがいいと思い写真を送りましたが、そのママさんは「雪は欠席の理由にならない」という考えだったようです。
私は困惑したものの、周りの学校はすべて休校になったこと、朝から雪かきの必要があることを丁寧に説明し、欠席することを改めて返信したのでした。
雪かきを済ませ、徒歩で駅まで歩けば幼稚園に行けたかもしれません。しかし私は、雪の中の登園のリスクを考え、欠席を決めたのです。とはいえ、幼稚園を欠席することに対しる価値観は人それぞれなのだと知り、その後、余計な状況説明や写真の送信は控え、『本日は悪天候のため欠席します』と短く伝えるだけにしています。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)