モラハラ当事者の会のカウンセリングを受けた夫は、自らカスミさんの笑顔を奪っていたことに気づき、カスミさんへ話し合いを求める手紙を送りました。
カスミさんは1週間の期限つきで自宅へ。こわばった表情でモモナちゃんの面倒を見る夫に恐怖を感じますが、片親になることと金銭的な不安があるカスミさんは、離婚への一歩が踏み出せません。
しかしカスミさんは、自分を強く持って、もう一度夫にぶつかってみることを決意しました。
一方、夫はカスミさんのリアクションが薄いことや、モモナちゃんの予想外の行動に苛立ちを募らせていて……?
モラハラ夫の他責思考
3歳の娘に少し関わっただけでもイライラが止められなかった夫。
「主婦業は24時間365日ですからね」
カウンセラーの言葉を聞き、これまでのカスミさんの苦労を再認識しました。
しかし、わかっていても苛立ちは抑えられません。その原因を考えた結果、
「カスミにもモラハラ気質があるんじゃないか?」
「俺が一時的に下の立場になってやってるのに、つけ上がりやがって」
と、どこまでいっても他責思考な夫なのでした。
自分が苛立っている原因は相手のせいだと考えてしまう夫。ストレス耐性が低く、思い通りにいかないときに感情が揺らぎやすい自らの気質を十分に理解できていないのかもしれません。
自分が上で、相手が下だとランクをつけ、「してやっている」という感情を持つこと自体が苛立ちの原因ではないでしょうか。
夫には、自分の気質から目を背けて他責思考になっていること、家族は誰も対等な立場であり上下関係はない、ということに気づいてほしいものですね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。