いつもと同じ症状のはずが
毎回、呼吸器科で診てもらうと、1週間ほどで症状はなくなります。今回も同じだろうと思い、薬の服用を始めました。
いつもと違うと感じたのは、せきにたんが混ざり始めたことでした。それまでは、コンコンといった軽いせきだけでしたが、時折ゴホッと湿ったせきが混じります。
次回の受診日として指示されていた1週間が過ぎるころには、軽いせきはほぼ出なくなり、重いせきとたんが頻繁に出るようになったのです。それでも、せきが出る以外に不調は感じず、日常生活は変わらずに送れていました。
症状の悪化が止まらない
週が明け、再受診の日が来ました。そのころには、夜中に何度もせき込み、よく眠れない日が増え、家族も起こしてしまうほどです。1回のせきも長く続き、えずくまで止まらないことも多くなりました。胸の重さや痛みも感じ、体力がどんどん削られ、少し動くと疲れを感じるように。
黄色のたんが混ざり始めたことで、抗生物質が追加され、毎日点滴にも通いました。そして、やっとせきの回数が減り、改善が見られるようになったのです。
悪化の原因はこれ!
医師の話によると、症状が悪化した原因は、ぜんそくの症状があるところに風邪が加わったからだそうです。せき症状があるときは、刺激を与えないように気を付ける必要があり、特に寒さや乾燥には要注意。マスクは必須と言われました。
せきが出始めたころは油断していて、まだ自宅で加湿器を使っておらず、室内の湿度が20%台になることもしばしばで、エアコンも使っていました。家族とスケートにも行き、息子の学校行事で1時間以上屋外で過ごしたこともあったのです。先生からは、「それがダメ押しだったね」と言われました。
まとめ
これまで薬をもらえばすぐに良くなっていたため、薬さえ飲めば大丈夫と考えていました。しかし、この時期に避けて通れない「乾燥」と「寒さ」は、せきには大敵であることを痛感しました。また、風邪は万病の元と言いますが、今回は風邪が加わったため、より悪化してしまいました。20代や30代のころより、体の回復も遅く感じます。不調のときはこれまで以上に、体調にも環境にもしっかり気を付けようと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:玉沢雅水/40代女性。長野県在住。大学卒業後、5年半ほど住宅メーカーでインテリア営業を中心とした業務に携わる。その後、長野県の司法書士事務所で4年、福島県の事務所で2年半、司法書士の業務補佐に。趣味は小さな家庭菜園で野菜を育てることと、季節の食材で保存食を作ること。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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