子どもの口臭に気づいた瞬間の不安
実はそのにおいは、息子の口から発生していたのです。それは、普段の息子の口からは感じたことがないような異臭でした。私は、何か食べ物が口の中に残っているのかなと思い、歯磨きをして確認したものの、特に磨き残しは見当たりませんでした。その後はいつも通り朝食を食べ元気に遊んでいたので、私も口臭のことは忘れかけていました。
ですが、昼食後に再び抱っこをすると、またあの酸っぱいにおいが……。「やっぱり虫歯かな?」「何か病気の前兆かもしれない」と不安に駆られた私は、急いで歯医者に電話をかけ午後診療の予約を入れました。
意外な原因と歯医者からのアドバイス
歯医者に連れて行くと、先生は笑顔で「虫歯はないですよ」と言い、さらに意外な原因を教えてくれたのです。実は子どもはうがいをしないことが多く、食べかすが口の中に残ることがあるとのこと。その残った食べかすが酸っぱいにおいの原因になっていたのです。
特に子どもは口が乾燥しやすいので、食後にうがいをすることが大切だとアドバイスされました。実際に息子も、歯磨きはしていたもののうがいをきちんと教えていなかったので、口の中に食べかすが残り、それが異臭の原因になっていました。
歯医者のアドバイスを受けて、まずは息子とうがいの練習から始めることにした私。最初はうまくできませんでしたが、日々練習を続けるうちに少しずつ慣れてきて、やがて3歳を過ぎたころには、うがいはまだ完璧ではないものの、口臭もほとんど気にならなくなっていました。この出来事を通して、食後のうがいの大切さを知り、子どもの健康管理にも更に気を使うようになりました。
◇ ◇ ◇
日本歯科衛生士会の資料「歯科保健指導カード」によると、子どものうがいは、3歳ごろから練習をすることでできるようになっていくとのこと。以下の手順を参考に、練習していきましょう。
1)水を「べーっ」と吐き出す練習をする。(最初は保護者が手本を見せる)
2)水を口に含まずにほっぺをふくらませる練習をする。具体的には、唇を閉じてふくらみを右のほっぺ、左のほっぺへと移す。また、両方のほっぺを同時にふくらませたり、へこませたりする。
3)水を口に含んで、うがいの練習をする。具体的には、唇を閉じて左右のほっぺを交互に動かして、水を吐き出す。また、水を口に含んで、両側のほっぺを前後に動かして、水を吐き出す。
初めはうまくできなくても、子どもの様子を見ながら練習することが大切なのだそう。あせらずゆっくり進めていきたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:永瀬はるか/30代女性/2016年、2019年、2023年生まれの3人の男の子のママ。体力アップのために子どもたちと筋トレに励んでいる。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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