友人との再会から思わぬ展開に!?
第2子である息子を妊娠中の出来事です。里帰り出産を控え実家に帰っていた私は、久しぶりに地元の友人と会うことに。そのときは特に体調の変化もなく、異常はまったくありませんでした。そして友人と別れたあと、妊婦健診のため病院へ行ったのです。
いつものように赤ちゃんの状態を診てもらっていると、助産師さんに、「順調なので、そろそろNST検査(※)も終わりにしましょう」と言われた直後のこと。助産師さんが波形を見て、「ん? これ陣発?」と言って検査室から出ていきました。
私は「陣発って何?」と思いましたが、その後、検査は終わるどころかさらに続いたのです。
(※)NST(ノンストレステスト)検査:胎児心拍数モニタリングと言われる検査の1つで、おなかの張りがない状態でおなかの中の赤ちゃんが元気であるかを胎児心拍から評価するための検査です。赤ちゃんが自然分娩に耐えられるかを確認する目的もあります。
急転直下! 出産準備室へ…
そして戻ってきた助産師さんから「もう、これ陣痛始まってますから! 車椅子で移動しますよ!」と言われ、あれよあれよという間に出産準備室に連れて行かれることに。
特に痛みもなかったため、私は「今日生まれるの!?」と焦りつつ、夫や母に連絡。「もう陣痛始まってるんだって! 出産準備のバッグ、持ってきて!」と父にお願いしました。
当時1歳の娘は実家で母と留守番していたので、そのままお願いし、父に荷物を依頼。夫は職場から3時間かけて、病院へと向かってくれました。
やがて本格的に陣痛が始まり、痛みと格闘の末、その日の夜に息子が生まれました。なんとその日は私の誕生日で、最高のプレゼントとなったのです。
妊婦健診のつもりで受診したのに、まさかの陣痛が始まっていてそのまま出産。奇跡が重なった幸せな日になりました。
出産予定日より3週間早い出産でしたが、幸いだったのは出産準備品をひとつにまとめておいたこと。両親には里帰りしたその日に、「出産バッグ、ここに置いておくね」と伝えていたので、突然の出産連絡にもスムーズに対応してもらえました。事前の準備をし、家族とも連携しておいて本当によかったと思う出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)