いざ、挑戦!上手に作れるのか!?
NHK『きょうの料理』で、料理研究家・土井善晴さんが紹介していた「チューリップから揚げ」。
そうか、自分で作れるのか、と思うと何だか嬉しい気持ちになります。張り切って手羽先を買い込んできました。
土井善晴さん「チューリップから揚げ」の作り方
材料(4人分)
- 手羽先…12本(1本50~60g)
- 野菜のスティックサラダ…適量
- かたくり粉…適量
- サラダ油…適量
【下味】
- 塩…小さじ1/2
- しょうゆ…大さじ1
- 酒…大さじ1
【衣】
- カレー粉…大さじ1
- 小麦粉…大さじ4
スティックサラダはきゅうりとキャベツとにんじん。冷蔵庫にあったもので準備しました。
作り方①手羽先をチューリップに成形する
まず、手羽先の先端を関節で切り落とします(①)。
落とした先端は、一緒に揚げてもよいし、とりおいて冷凍も可能。スープに活用するのもよい、とのこと。今回わたしはスープに活用することにしました。
切り離した部分、こぶ状の周囲の筋を切り、肉と骨を切り離します。筋は丁寧に切るとそれだけ仕上がりがきれいになるとのこと。
包丁を手前に引いてこそげるようにして、骨についた肉をはずします(②)。
ある程度はずれたら、細いほうの骨を指でつまんで引き抜きましょう(③)。
残った骨をしっかり持ち、肉を引き、皮が内側にくるように裏返して、形を整えます。
裏返した肉を、再び皮が外側にくるように戻して、形を整えたら完成!ふー(④)。
皮を外側にすることで余分な脂が落ち、表面はカラリと香ばしく、中はジューシーに揚がるのだそうです。
作り方②下味と衣をつけ、油に入れる
成形した手羽先をボウルに入れて【下味】の材料を加え、軽くもんでなじませましょう。【衣】の材料も加えて全体にからめ、かたくり粉を一つ一つ丁寧にまぶします。
この分量だとカレー粉と小麦粉がダマになって上手にまぶせなかったので、少し酒(分量外)を足してのばしました。
フライパンにサラダ油を1cm深さに注ぎ、火にかける前に手羽先を入れます。油の表面から、手羽先が飛び出していても大丈夫。常温の油に入れて揚げ始めると中までしっかり火が入り、失敗がないのですって。
作り方③揚げる
強めの中火にかけます。温度が上がってきたら火を弱めて調整しましょう。
手羽先の表面から泡が出てくるので、温度の上昇がわかります。油の量が少ないため、すぐに高温になるので要注意。
肉の表面がかたくなり、揚げ色がつき始めたら裏返します。7〜8分で全体においしそうな揚げ色がついたら取り出し、油をきって器に盛りましょう。
自分でもびっくりするくらい上手にカラリと仕上がりました。少ない油で揚げるのは、ストレスも少なくてすごく良かったです。野菜のスティックサラダを添えて、いただきます!
ばくばくが止まらない!
成形することでちょうどいい塩梅にほぐれている手羽先の肉が、ふんわりまとまって口に入ります。なんてジューシーなんだ。
骨まわりの肉の味がガツンと味わえます。つまんで食べられる気軽な形状が愛らしく、しっかり入った塩気とカレー風味も抜群で、これは永遠に食べられそう。
油っぽくなったらスティックサラダをつまんで、また唐揚げに戻るループです。1人前3本なのに、全然足りないっ!
手間ひまかけた愛情の味
実のところ、チューリップにするのは、初めてだったのもあり、思いのほか時間がかかって大変でした。
でも、ちょうどいいタイミングでお腹を空かせて帰ってきた家族が一気に食べてくれて、とてもとても評判良く、すごーく嬉しかったのです。また、頑張ろうかな。
この部位の、この形状の唐揚げは、もも肉とはまた違う肉質で、味わいも格別な気がしました。皆様も、ぜひトライしてみてくださいね。