なかなかトイレに行けない
私が栄養学生として勉強していた際は、休み時間が短く、授業開始前にはレポートの提出や準備をしなければならず、トイレに行く時間はほぼない状態でした。
実習や実験の授業だと、白衣に着替えて授業に出席します。そのため、生理中は椅子や白衣に経血がついていないか、気になって仕方がなかったです。ただ、私は経血量は多いほうではなく、生理2日目でもナプキンから漏れることはほぼなく過ごすことができていました。
まさかの感覚に冷や汗!
そんなある日のことです。私はいつものように授業を受けていました。実験や実習は、まず先生のお手本を座って見て、終わったら実際におこなう流れでした。
先生の説明が終わって、立って作業を開始しようと思ったところ、ドロッとした感覚が……。その瞬間、なんとなく太ももに液体が伝っている感覚がありました。私が着ているのは白衣。染みたら生理だということがわかってしまうと思い、授業中でしたが、先生に「体調が……」と告げ、急いでトイレへ行くことに。
やっぱり…
トイレに行くと、ナプキンから経血が溢れてしまっていました。ドロッと出た際にナプキンでは吸収しきれず、そのまま太ももに流れていってしまったよう。太ももにもやはり経血が付着していました。ショーツにも少し付いてしまっていましたが、白衣は汚れておらずホッ。ナプキン交換すれば大丈夫そうだったので、急いでナプキンを交換し、授業に戻ったのでした。
トイレに行くのがもう少し遅ければ、白衣に経血が付いてしまっていたかもしれません。
私自身、トイレに行く時間がなくヒヤヒヤすることが多かったですが、今思えば、タンポンを用いるなど工夫できることもあったかなと思います。学生生活において生理で悩む子が少しでも少なくなったらいいなと願うばかりです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士を目指す大学生。これまで生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師と出会い、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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