SNSアカウントをある人物に特定されて…
40歳のときに入社してから4年目の44歳の春。4年の間に職員は何人も入れ替わり、よく知っている先輩以外は私よりも後輩が多くなっていました。もともと女性が8割を占める会社です。人間関係のトラブルは日常茶飯事でした。
2カ所目の異動先で先輩事務員から無視や嫌みの応酬、それに仕事を回してもらえないといったことがありました。半年で3カ所目に異動となったのですが、そこでの2年目の春、異動してきた先輩からあり得ない話を聞くことになるのです。まさしく寝耳に水といった出来事に絶句するしかありませんでした。
簡単に見つかったSNSのアカウント
「もう終わったから言うけど」と始まった先輩の話。耳を疑う話でした。私のSNSのアカウントをある人物が特定し、「上司の悪口が書いてある。副業禁止なのに副業をしている」と、私の投稿を見てその人物の先輩へ内容を報告していたそうです。困ったその先輩はさらに違う営業所の事務員へ相談し、話が広がって私の直属の上司にまで伝えられていたと言うのです。
その渦中、本人である私自身はそんなことが起こっているなどつゆ知らず。特に何の処分も注意もないまま収束したと言うのですが……。
報告された内容の愚痴は上司へではなく、いじめを受けていた先輩宛てで誤解もありました。しかし、副業をしていたので私自身にも落ち度はありました。それについて弁明しようとは思わなかったです。
ただ一番驚いたのは、私の投稿を特定した人物はリモートで顔を合わせる程度で実際に会ったこともない、あいさつ以外は言葉を交わさない後輩でした。年齢も私の2歳下の40代。まったく交流はなく、なぜそのような報告をされたのかわかりませんでした。
SNSの書き込みに反省
私のSNSは食べたものや作ったお弁当の投稿が中心で、時に仕事の話題や愚痴を書いたこともありました。なるべく特定されないようにフェイクを入れ、配慮していたつもりでした。しかし、その人物はたった1つのハッシュタグで特定したそうです。
それはたしかに職業を表していましたが、同業他社が多い業種です。また、近隣市町にも同じような事業所が多数存在しているため、まさか自分が身バレして上司や先輩に迷惑をかけるとは考えていませんでした。
また、私は同じ趣味や好きな芸能人が同じ人と交流したかったため、SNSは誰でも見られるように設定してありました。範囲を狭めて設定していれば見つかることはなかったし、そもそも仕事の話題や愚痴を書かなければよかったと、今は反省しています。
まとめ
子どもの学校で携帯電話やSNSの講習を何度も聞き、わかったつもりでした。子どもたちにも投稿や使い方は気を付けるように口を酸っぱくして言い続けてきました。自分が知らずにトラブルを巻き起こす原因になるとは思っていませんでした。
当時は上司が上席へ報告せず、内々に収めてくださったことで鎮火し、私自身はその燃えかすを見たという結末でした。トラブルの火種になった記事をよく考えずに投稿したことを反省し、同時に発信する言葉は細心の注意が必要だと実感しました。
今も全体公開ですが、友だち以外の第三者に特定されないよう、投稿の内容にも気を付け、読み返してから投稿するように心がけています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:江原 春香/40代・ライター。1男2女を育てるシングルマザー。末っ子の大学進学をきっかけに収入を増やすべく副業ライターを始める。おいしいものを食べるのが特に大好き。 お出かけ好きで体形の割にフットワークは軽い。アイドルに日々目がハートになっている。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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