今回は1月生まれの男の子の赤ちゃん3,738名の名前から、人気の「ネオクラシックネーム」を紹介します。今注目の「ネオクラシックネーム」は……?!
碧(主なよみ:あお・あおい)
「碧」は、1月の男の子の名前ランキングで首位を獲得している、今最も人気のある名前です。古くから高貴な色とされてきた碧玉(へきぎょく)を連想させます。この色は、清潔感と穏やかさを象徴し、美しい自然の一部としても感じられます。
一文字の名前で、シンプルながら洗練された印象を与え、男女どちらにも名付けられる「ジェンダーレスネーム」としても人気が高まっています。また、さわやかで透明感のある響きが現代的です。
朔(主なよみ:さく)
「朔」は、「ついたち(朔日)」を指し、新しい始まりや再生を象徴し、古くから暦などに用いられ日本文化と密接に結びついています。
一方、「さく」という二音の響きが個性的で、洗練された現代的な名前としても受け入れられています。新年の始まりと共に新しい命のスタートを連想させる名前です。
律(主なよみ:りつ)
律は、規律や調和を意味し、秩序や倫理観を重んじる古風な名前です。1月の男の子の漢字ランキングでは31位でした。
一方で、「りつ」とよむ二音の響きが現代的。シンプルながらも力強いイメージを持ち、幅広い世代に親しまれます。
柊(主なよみ:しゅう)
柊は漢字のつくりに「冬」が用いられていることから、特に冬生まれのお子さんの名付けで人気が高まります。1月の男の子の漢字ランキングでは6位にランクイン。
柊は節分に魔除けとして使われる植物で、古くから神聖な力を持つと信じられてきました。また、「しゅう」という個性的な響きと植物由来の自然なイメージが現代的です。
藍(主なよみ:らん)
藍は、藍染めの染料として使われる植物で、日本の伝統文化と深い関わりがあります。
近年、男の子の名前として「らん」とよむ名前が急増しており、今どきな名前といえるでしょう。バレーボール日本代表・髙橋藍(たかはし らん)選手の人気により、男の子に名付けられることが多くなってきています。
燈和(主なよみ:とうわ)
「燈」が明かりを、「和」が調和や平和を意味する「燈和」。この組み合わせから、古風ながらも温かみと安心感を与える名前となっています。
「とうわ」という響きは、現代的な印象がありつつ、やわらかく和やかな印象を与えます。家庭の温もりを表すような名前です。
睦月(主なよみ:むつき)
陰暦1月の異称である「睦月」は、新しい年の始まりを象徴する古風な言葉です。
また近年トレンドとなっている、名前に「月」を用いた「ムーンネーム」でもあります。
伊織(主なよみ:いおり)
伊織は、伝統的な織物を連想させ、繊細で美しい模様が特徴的な日本の伝統文化を表しています。
一方、男女どちらにも使える「ジェンダーレスネーム」であり、ジェンダーや多様性を意識した現代的な側面を持ちます。
千颯(主なよみ:ちはや)
千颯の「ちはや」というよみは、和歌「ちはやぶる」を思わせ、古典的な日本文化に根差しています。
また、「颯」は新鮮で活動的なイメージを持ち、近年男の子に人気の漢字。新年に新しい風とともに新しい始まりを迎えるような、希望あふれる名前です。
冬真(主なよみ:とうま)
季節をそのまま名前に取り入れる伝統的な命名方法を用いた、冬真。季節を表す「冬」という漢字を含み、冬生まれのお子さんの名付けで特に人気です。
伝統的な命名方法を採用しつつも、「とうま」という近年人気のよみとなっており、スタイリッシュな印象に。1月のよみランキングでも15位にランクインしました。
◇今回ご紹介した「ネオクラシックネーム」は、伝統と革新が融合した、新時代の命名のトレンドです。それぞれが時代を超えた美しさと現代的な魅力を兼ね備えています。これから男の子の名付けを考えている方は、ぜひ今回紹介した名前を参考に、素敵な名前を選んでみてくださいね。
photo:@ok____0608(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年1月1日(水)〜2025年1月25日(土)
回答件数:3,738件(男の子)