流産を告白し苦しむアキさんに、「妊娠出産って当たり前じゃない……私もよくわかるよ」と寄り添うハルさん。アキさんは「今まで無神経なことばっかり言ってごめん……! 妊娠できることが奇跡なのに女の子女の子って……!」とこれまでの非常識な発言を謝ります。
その後、フユさんがアキさんの子どもにあげたいものがあると言い、ピンクと水色、それぞれのお菓子を取り出します。アキさんの長男はピンク色のお菓子を手に「ピンク大好き! しあわせの色なんだ!」と笑顔で話します。そんな幸せ溢れる空間で、アキさんは流産してしまった子を思い、そして目の前にある大切な人たちを大事にしたいと思うのでした。
まさかの1年後に妊娠! その後…
流産を経験した1年後、アキさんは再び妊娠します。妊娠するまでの1年間、「女の子でありますように」と願ったせいで流産してしまったと自分を責め、泣き崩れるアキさん。そのたびに寄り添う夫。そして、アキさんの涙を見た息子が「大丈夫、大丈夫……」とアキさんの手をさすりながら笑顔を向けます。アキさんは家族や友人に支えられていると心から感じ、現実を受け入れるのでした。
妊娠が判明したあと、夫に妊娠報告をします。すると「本当に!?」と驚き、アキさんの手を握って体調の心配をする夫。アキさんは「この命が……おなかにずっとい続けてくれるかどうか……」と心配します。しかし、夫はアキさんの心配する気持ちを汲み取りながら「今日はお祝いさせてもらってもいいかな?」とアキさんとの子どもを授かれたことを心から喜ぶのでした。
その2カ月後の妊婦健診で、医師に「性別……どっちか聞きたい?」と聞かれます。アキさんは「出産まで楽しみにとっておきます」と伝えます。月日は流れ、ついに出産! 耐え切ったアキさんの耳に入ったのは「元気な女の子です!」という言葉が……。そのときアキさんは「女の子を心から諦められたわけではなかった」と心の奥底の気持ちを思い出します。性別は本当にどちらでもよかった……それでも……。と思いながら、「生まれてきてくれて、ありがとう……!」と赤ちゃんを抱き、涙を流します。
アキさんは「『男の子だから』『女の子だから』ではなく家族みんなが私の宝物」と、大切な顔を思い浮かべ、心の底から思うのでした。
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アキさん! ご出産おめでとうございます! 流産というつらい経験を経て、再び妊娠したときは育ってくれるか? 出産までたどり着けるか心配でたまらなかったと思います。その気持ちを乗り越えての出産、家族の支えがあったからこそだと思います。そして待望の女の子! 心のどこかで女の子をあきらめきれなかったアキさんでしたが、それよりも生まれてきてくれたことに感謝の思いが止まらない様子に涙が溢れます。本当におめでとうございます! これから、大切な宝物である5人家族の生活をめいいっぱい楽しんでほしいですね。
※赤ちゃんの性別を産み分けるために、100%確立された方法はありません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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