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喉につまりそう!赤ちゃんが食べ物を丸のみしているときの対応を教えます

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田 馨さんが、赤ちゃんが食べ物を丸のみしてしまっているときの原因と対処法を解説しています。

離乳食を食べる赤ちゃん

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。離乳食が進み始め、形のある食べ物が食べられるようになった赤ちゃんを見ていて、気がかりなことの1つに「丸のみしている」ことがあります。

 

「カミカミね」とママが噛むまねをして促しても、すぐにゴックンと飲み込んでしまう……。喉につまらせないか心配になりますね。今日は、そんな食べ物を丸のみをしてしまう赤ちゃんへの対処法をお伝えします。

 

赤ちゃんが食べ物を丸のみする2つの理由

なぜ赤ちゃんは食べ物を丸のみしてしまうのでしょうか? 

 

1.次の段階に進むのが早かった

例えば、7~8カ月ごろ(離乳食中期)の離乳食をあげていた赤ちゃんが、9~11カ月ごろ(離乳食後期)の離乳食に進んだ場合。もう生後9カ月で目安の月齢になっているのだけど、口の中の発達は少しゆっくりめということもあります。以下の原因も考えられます。

 

・食材の固さが成長と合っていない

・食材の大きさが成長と合っていない

 

離乳食を進める目安は離乳食の本に載っているけれど、発達は個々それぞれです。あなたの赤ちゃんの様子を見てみてくださいね。

 

2.噛むのに疲れた

噛むことに意識を向けすぎて、噛まないと食べられないメニューを多く出していませんか? 9~11カ月ごろ(離乳食後期)になると赤ちゃんは「噛む練習」を始めます。そのため、噛むメニューに挑戦してほしいのですが、噛まないと食べられないメニューばかりでは赤ちゃんも疲れてしまいます。大人もイカとタコとこんにゃくのメニューが3つ重なってたらあごが疲れますよね。

 

 

赤ちゃんが食べ物を丸のみしているときの対処法

では、よく噛まずに食べ物を丸のみしてしまう赤ちゃんにはどう対応したらいいのでしょうか?

 

前段階に戻る

離乳食をいったん前段階の形状に戻してあげるというのも1つの方法ですね。9~11カ月ごろ(離乳食後期)で丸のみしているのなら、7~8カ月ごろ(離乳食中期)の離乳食の硬さや形状に戻してあげる。そして、頃合いを見て9~11カ月ごろ(離乳食後期)に少しずつ進めていきましょう。親心としては、先へ先へ進みたくなりますが、戻ることが先へ進む近道になることもありますよ。

 

噛むのに疲れないようにメニューを工夫する

噛むのに疲れないようにするために、噛まないと食べられないメニューと 噛まなくても食べられるメニューの両方を用意してみましょう。 例えば、噛まないと食べられないお肉を出したら、他のメニューにはやわらかく煮たかぼちゃを使うなどするといいですね。

 

 

すぐにカミカミしてくれる子もいれば、丸のみを続ける子もいます。長期戦だと思ってください。大人が噛んでゴックンする姿を赤ちゃんに見せることもいいことですね。

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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