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「あなただったとはね…」夫の浮気相手はまさかの妹だった…!近所の人が協力してくれた結果、2人の末路は…

母に介護が必要になったため、家と実家を行き来する生活を送っている私。一人暮らしの妹は介護を嫌がって実家に寄り付かず、夫は手伝いをしてくれるどころか、「家庭を疎かにするな!」と怒ってくるのです……。

さらに、義母まで夫の肩を持つ始末。「放置されてる息子がかわいそう」「嫁に来たのに自己中すぎる!」と、事あるごとに言ってくるのです。

 

妹さえ手伝ってくれれば、もう少し時間に余裕ができるはず。そう思った私は、再度妹に連絡を取ったのですが……?

 

 

介護から逃げ回る妹

「私、そろそろ限界で……お願いだから、実家に戻ってきてくれないかな?」と妹に弱音を吐いた私。

 

「お姉ちゃん……」「私もね、本当はお母さんのために実家に帰りたいの」と、最初はしおらしく話していた妹。しかし、「でも仕事がすっごく忙しくて、無理なんだよね!」とすぐさまいつもの調子に戻りました。

 

10年前、父が倒れたときも妹はこうでした。「大学が忙しい」と言って、私と母に父の世話をすべて丸投げした妹。しかし、実際は勝手に大学を中退して、遊びまわっていたのです……。

 

「今の職場、家賃補助も出なくて大変って言ってたじゃない」「通勤時間は長くなるけど、戻ってくれば家賃も浮くわよ」「なにもあなたに介護を丸投げしたいってわけじゃないの、週末は私も必ず来るから」と言っても、「そうやってお姉ちゃんは私に介護を押し付けるんだ!」と聞く耳を持ってくれません。

 

「そんなことしないわよ……でも、私本当に限界なの」「夫やお姑さんからも責められてるし……」と言うと、「えっ、そうなの!?」と反応した妹。なんだか違和感を覚えたのですが、妹が「あっ、仕事の連絡だから切るね」と言って電話を切ったこともあり、そのまま忘れてしまっていたのでした。

 

 

夫の浮気相手

3カ月後――。

 

実家に泊まり込み、ずっと1人で母の介護をがんばっている私のもとに、久しぶりに妹から連絡が来ました。

 

「お姉ちゃん、聞いて―!」「すっっっごく大事な話があるの!」と言う妹に、もしかしたら実家に戻ってきてくれるのかもしれない、と淡い期待を抱いた私。

 

「私、結婚するんだよね!」「というわけで、離婚してくれる?」と妹。訳がわからず、「え?」と聞き返すと、妹はとんでもないことを言ってきたのです。

 

「実は私、お姉ちゃんの旦那さんと付き合ってるの♡ごめんね~w」

「彼と結婚するから早く離婚してね!もう実家から帰ってこなくていいからw」

「まさか…あなただったとはね…」

「は?」

 

 

どうやら妹と夫は、私が実家にいる間に、同棲を始めたよう。最近、夫からの連絡が途絶えていることには気づいていました。しかし、まさか私の実の妹と浮気しているなんて……。

 

私の返事に驚く妹に、私は続けました。


「さっさと離婚してあげるから安心なさい」「浮気には気づいてたし……まさか相手が妹だとは思わなかったけど」と言うと、「え?だってお姉ちゃんは全然こっちに帰ってきてないじゃない!」と妹。

 

たしかに、実際にこの目で夫の浮気現場を見たことはありません。しかし、ご近所のみなさんが私にいろいろと教えてくれていたのです。

 

「ご近所さんたちはみんな介護経験があるから、よくアドバイスをもらっていたの」「それがきっかけで仲良くなってね……今も頻繁に連絡をくれるのよ」「『あんたの旦那、堂々と女を家に連れ込んでるわよ』って連絡が来たときにはさすがにびっくりしたけどね」

 

私が慣れない介護で苦労していることを知っているご近所さんたちは、夫に激怒。私が慰謝料をしっかり取れるように、夫の浮気の証拠をいろいろと集めてくれていたのです。

 

「えっ!?私に慰謝料を請求するの!?」「家族なのに!?」と言う妹に、「もちろん、あなたにも夫にもしっかり請求するわよ」「私にはその権利がある」「なんだったら家族だからこそ、あなたには相場以上を請求したいくらいよ」「そうそう、お義母さんの相手をするのは大変だけど、頑張ってね」と告げて、私はやり取りを終えました。

 

 

 

略奪婚に乱入者

翌日――。

 

妹から話を聞いたらしい夫から、「なんで俺が慰謝料を払わなきゃいけないんだよ!」「家庭を放り出して俺を雑に扱ったお前が俺に払え!」と怒りの連絡が来ました。

 

「じゃあ、その言い分をご近所さんたちに話してきてくれる?賛同する署名が集まったら、慰謝料請求を取りやめてあげるわよ」「あとは、お義母さんにも話してみて?そろそろそちらに到着するころだろうから」

 

「は?母さんがなんで出てくるんだよ」と夫。

 

「実はね、お義母さんからも毎日のように『早く帰って息子の世話をしろ、このダメ嫁が』ってメッセージが来てたのよ」「いつもはしっかり返事するんだけど、昨日は私も虫の居所が悪くて『無理です』って言っちゃったのよね」「そしたらお義母さんものすごく怒っちゃって!『こんな嫁に任せてられない』『私が息子と暮らしてお世話をする!』って」

 

「ま、まさか母さん、同居するつもりじゃないだろうな!?」と慌て出した夫に、「さぁ?それはお義母さんに直接聞いてみたら?」と返した私。

 

「お義母さんには以前うちに泊まったときに合鍵を渡しているじゃない?到着したらすぐに家の中に入ってきてくれるはずよ」「ダメ嫁の私はすぐに離婚するって伝えておいたから」「それじゃ、うちの妹とお義母さんと3人で新婚生活を楽しんでね!」

 

その後――。

 

 

私は弁護士を立てて、夫と離婚。慰謝料は元夫と妹の両方からしっかりもらいました。

 

結局元夫と妹は、元義母との同居生活を続けているようです。もともと派手好きだった妹ですが、元義母に「嫁におしゃれは必要ない!」と服や化粧品、ブランドバッグなどを捨てられてしまったんだとか。私に泣きついてきましたが、助けてあげるつもりはもちろんありません。

 

ご近所さんたちによると、元義母と妹の板挟みになった元夫は、次第に家に帰らなくなるように。結婚して間もないのに、もはや家庭崩壊寸前とのことでした。

 

私は相変わらず母の介護をしながら、実家で暮らしています。慰謝料を母の介護サービスなどに使って、自分1人の時間をつくるようにしたこともあり、だいぶ精神的にも回復してきました。しばらくは母と穏やかな生活を続けていきたいです。

 

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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