子どもたちの成長期は経済的に痛い
わが家には兄妹の子どもがいて、2024年から2人とも中学生になりました。中学生になると食欲旺盛の食べ盛り真っただ中。それと同時に物価の値上げラッシュが続き、わが家では日々の食事や生活もできる限り節約し、試行錯誤しながら家事をおこなっていました。
そんなとき、12月に入り急に寒くなったので、慌てて冬物に衣替えをおこないました。セーターやスウェット、ボトムスにアウターとあれこれ出し、中学3年の息子に着させてみるとサイズが合っていないのです。ボトムスの丈や上着の裾が明らかに寸足らずな状態。中学1年の娘も、ウエスト部分や肩まわりが窮屈で服が着られません。1年前は余裕で着ていた服ばかりなのに、子どもたちの成長ぶりに驚きました。残念なことに、保管していた服のほとんどがサイズが合わなくなっていました。
「え? 一気に買い替えなければならない? いくらかかる?」と、思わずハアーっと大きなため息が漏れました。息子は受験生なので進学に向けてお金が必要になるし、物価は上がる一方だし、食べ盛りの子どもたちがいるしで、出費は増えるばかりで頭がクラリ。表情が険しくなっただけでなく、精神的にも老け込みそうでした。
同じ服でも10代が着るとフレッシュ!
息子と娘の服を全部買い替えたら、かなりの金額になってしまいます。そこで、夫と私の服から、息子や娘にも着られそうなデザインやシルエットの物は着てもらおうという話になりました。夫も私も、割とシンプルで定番商品を好むほうなので、息子や娘も「これ欲しい。これ着たい」と、あれこれすぐにピックアップしていきました。思いの外サイズ感も問題なく、もう親子問わずに兼用できてしまうほど体は大きく成長していることを改めて知りました。
それに、たとえ同じ服であっても、10代の息子や娘が着るとまったく違ったイメージに着こなすのです。服のラインもきれいで、「やっぱり若いってすごい! フレッシュで今どきな感じ!」と若々しさをうらやましく思いつつ、改めて自分は年を取ったんだなぁと感じました。
整理整頓で家も心の中もスッキリ
子どもたちのサイズが合わなくなった服をまとめると、大きな袋で3袋ほどとなりました。ブランド物ではないにしろ状態はさほど悪くなっていないので、このまま破棄してしまうのはもったいないと思い、近くのリサイクルショップへ持って行くことに。すると、全部で数千円ほどのお金になりました。今まではとことん着て捨てていた子どもたちの服でしたが、今回はさほど着ておらず状態も良いほうだったので初めて売りに出したのですが、多少なりともお金になり、ラッキーと思えました。
しかも今回はかなり衣類を手放したので、クローゼットのスペースにゆとりが生まれました。スペースにゆとりがあると服の管理がしやすい上に出し入れもスムーズで、今までギュウギュウに詰め過ぎていたかもしれないと反省しました。
不思議なことですが、今まで「節約しないと!」とキリキリしていた気持ちにも余裕が生まれました。さらに、やる気もメキメキと湧いてきて、勢いに乗って年末の大掃除にも取り掛かりました。不要な物を片付けたり捨てたりすると、心もスッキリ。願わくば「体の余分なお肉も、こんなふうに減らしたいなぁ」と思う余裕が生まれました。
まとめ
子どもの成長期で大量に服を買い替えないといけなくなり、「値上げラッシュやら受験やらで、お金のかかるこの時期に!」と思いましたが、結果として家の中の不要な物を一掃する良いきっかけとなったので、かえってよかったかもしれません。家の中も心の中もスッキリした今、この勢いに乗って、体のぜい肉もカットできたらうれしいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:泉カンナ/40代。子ども2人を育てる母。40歳を過ぎても美しい女性でありたいと強く願う私。外見はもちろん内面に関しても楽しいこと&うれしいことをして日々笑顔で過ごしていきたい。
イラスト/もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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