正真正銘「きれい好き」な彼
友人の紹介で知り合った彼は、ハウスクリーニングの仕事をしている明るくやさしい人で、話も合いました。すぐに結婚前提で交際開始。3カ月後には同棲することになりました。
ハウスクリーニングの仕事をしているだけあり、彼がひとり暮らしをしていた部屋はまるでモデルハウスのようにきれいでした。私もきれい好きなので、彼となら同棲もきっとうまくいくだろうと思っていました。
一緒に暮らしてみると…
同棲を開始すると、彼から効率的な掃除法を教えてもらうことも多く、毎日がとても充実するようになりました。けれど、だんだんと彼と一緒の生活に窮屈さを感じるように……。
きれい好きな彼にはマイルールがたくさんあり、私はたびたび怒られるようになったのです。テーブルや棚の上に少しでもホコリがあると「掃除をサボっている!」と注意されたり、私が彼の服を洗濯すると「ここ、汚れが落ちていないよ」と説教されたり……。
きれい好きなことは素晴らしいのですが、とにかく彼は厳しく少しの妥協も許しません。家事が彼の基準に満たしていないと、怒られてしまいます。「また彼から怒られるのではないか」と不安になり、心が休まらなくなってしまった私。最終的にはすれ違いが続き、別れることになりました。
私はずっときれい好きな男性に憧れていましたが、何事もほどほどがちょうどよいのだと実感しました。彼とうまくいかなくなってしまった原因は、もちろん私にもあると思います。一緒に暮らしはじめる前に、家事や生活に対する価値観をすり合わせておくべきでした。お互いに快適に生活できる相手といつか出会えたらいいなと思います。
著者:斉藤奈保子/女性
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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