息子の友だちAくんが初めてわが家に
ある日、息子が学校から帰ってくると「あとでAくんとBくんが宿題を持って遊びに来るよ!」とうれしそうに話してくれました。Bくんは昔からよく遊んでいたので面識がありますが、Aくんは名前しか知らず、どんな子なのかとワクワクしていました。そして、ついに2人が家に来たのですが……。
わが家のルールを説明するも聞く耳もたず…
「こんにちは! お邪魔します!」と元気よくあいさつするBくんとは対照的に、靴を脱ぎ散らかしリビングへ走っていくAくん。元気な子だなという印象で最初は微笑ましかったのですが……。
Aくんは、わが家の「宿題を先に済ませる」というルールをさっそく破り、持ってきたお菓子を広げ、ゲームを始めたのです。息子が「Aくん、先に宿題でしょ」と言うとしぶしぶテーブルに向かい、宿題を始めたのはよかったのですが……。
ついに温厚な息子がAくんに一言
「つまらない!」と言いながら、Aくんは家中のドアや棚を開け始めたのです。しまいには2階まで走って寝室へ入り、ベッドで飛び跳ねるなど、やりたい放題。初めての光景にびっくりして私は動けませんでした。
そのとき「うちのルールが守れないならもう帰って!」と息子が一言放ったのです。普段おとなしい息子が怒ったことに、びっくりしているAくんとBくん、そして私。その後Aくんは、私と息子に「ごめんなさい」と言って宿題をし始めました。宿題が終わると子どもたちは一緒に仲良く遊んでいました。
後日、授業参観でAくんのお母さんに「ご迷惑をおかけして……」と謝罪されました。びっくりはしましたが、私も息子ももう何も気にしていなかったのでそう伝えた私。するとお母さんは、Aくんは友だちの家に行くのが初めてだったため、テンションが上がっていたことを教えてくれました。私はなるほどと納得しました。今は、わが家のルールをしっかり守ってくれる、明るいAくんの笑顔に元気をもらっています。
著者:南 未怜/30代女性/2013年生まれの男の子と2016年生まれの女の子のママです。しっかり者のお兄ちゃんと元気で明るい妹は性格が合わずに毎日喧嘩ばかり。騒がしい日常を送りながら育児に奮闘中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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