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夫「当たって痛い!」ミレーナ装着後の行為で違和感…恥ずかしくても医師に相談したら思わぬ原因が

3人目の出産後、月経困難症(月経期間中に病的な症状が現れる状態)の改善と避妊のために導入した避妊具のミレーナ(黄体ホルモン放出型子宮内システム)が、思わぬ形で夫婦生活に影響しました。改めて専門家に相談し、解決へと至った体験談をお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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ミレーナ装着後、行為中に夫が痛がるように

出産を重ねるうちに「これ以上の妊娠は望まないし、月経困難症の治療もしたい」と思い、3人目を産んだ後にミレーナを装着しました。病院からは5年作用が続くと説明され、費用は1万円ほどでした。月経困難症の改善も期待していて、最初のうちは安心していました。

 

ところが装着後に初めて夫と行為をしたとき、「何か当たっているような気がする」と言われてしまいました。翌月の定期健診では位置に問題はないと言われたので、「もしかしたら気のせいかも」と思い直したのですが、その後も体位によって痛みを訴えられることが増え、自然と行為の回数も減っていってしまいました。

 

子宮の入口まで下がっていたミレーナ

焦った私は、装着1年後の定期健診で思い切って主治医に相談することに。主治医は女性なので話しやすかったのですが、あいにくその日は子どもの同級生ママが助産師さんとして勤務しており、少し気まずい気持ちに……。とはいえ、痛みの原因を解決したかったので正直に状況を伝えました。

 

すると検査で、ミレーナがかなりずり下がって子宮の入口付近にまで下がっていることが判明。主治医や助産師さんも「さすがにそれは当たるかもね」と納得していて、「入れ替えもできるけれど、5年のうち4年分は残っているからもったいないよね。どうする?」と聞かれました。悩みましたが、思い切ってお金はかかるけれど新しいものに交換してもらうことにしたのです。

 

 

ミレーナ交換後、行為の頻度が元通りに

交換後、出血も落ち着いたころに改めて夫と行為を試したところ、「全然痛くない! こんなに違うんだ」と驚かれました。費用はかかりましたが、原因をしっかり突き止めて解決できたことにホッとしています。恥ずかしい思いはしましたが、結果的には思い切って相談してよかったと思っています。それ以来、行為の頻度も以前のように戻り、夫婦共に快適です。

 

病院では妊娠や出産で長年お世話になってきましたが、このような相談は初めてだった上に知人が働いているとなると、やはりなかなかためらってしまいます。それでも専門家にきちんと診てもらい、原因を確かめた上で解決策を選択したからこそ、今の快適さがあるのだと感じます。振り返ってみると、あのとき勇気を出して正直に話して本当によかったです。

 

まとめ

ミレーナのズレが思わぬトラブルを招きましたが、専門家へ正直に相談したことで原因を突き止め、解決への道が開きました。家族の理解や勇気を支えに、これからも夫婦生活を大切にしていきたいと思います。今後も治療を続けつつ、笑顔のある日々を大切にしていきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:大谷翔子/30代女性・会社員

イラスト/きびのあやとら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

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