夫と良い雰囲気になるものの
ある夜、久しぶりに夫婦2人でお酒を飲んで、良い感じに気分が重なり、自然とベッドへ。私はちょっとうれしくなって、内心ドキドキしながらも、どこか身構えていました。
けれどそのとき、夫の様子に違和感を覚えました。やたらとテンションが高く、動きも激しい。そして、やけに“セリフが多い”のです。耳元でささやかれる言葉が、どこか不自然で、芝居じみていて、なぜか集中できませんでした……。
このセリフは…
その瞬間、ふと気付いてしまいました。最近、リビングのテレビからよく聞こえていた成人向けコンテンツのセリフと、夫の言葉がそっくりだったことに。
「ああ、そうか。研究してたんだな」。最初はその努力がうれしくも感じました。でも途中から、“私との時間”というより、“どこかで見た映像の再現”のような気がしてきて……気持ちがスッと冷めてしまったのです。
モヤモヤが残った営みに
それでも、私は演技で最後までやり過ごしてしまいました。終わった後、満足そうに寝息を立てる夫を横目に、言葉にできないモヤモヤが残りました。どこかで温度差を感じてしまったのだと思います。
あの夜をきっかけに、「私は本当に何を求めているんだろう?」と考えるようになりました。夫の“頑張り”をどう受け止めればいいのか、どう伝えたら傷つけずに本音が言えるのか、答えはいまだに出ていません。
まとめ
「まさか成人向けコンテンツのセリフで戸惑う日が来るなんて……」。思い出すたびにちょっと笑えてしまうけれど、あの微妙なギャップは、きっと誰にもある“あるある”じゃないかと思っています。あの夜から、私の中で“性”はただの行為ではなく、心の距離を映し出すものになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:長谷川美玲/30代女性・会社員
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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