結婚して、変わってしまった夫。結婚前はやさしかったのに、あっという間に冷たくなり、私を責めるようなことばかりを言ってきます。
義母の嫁いびりがつらいと相談しても、「そんなの受け流せ」と言い、助けてくれません。「いちいち気にしているお前が悪い。それに付き合うのも嫁の仕事だろ」とまで言われてしまいました。
よその奥さんと比較されることも多く、家庭的でないと文句を言われます。うちは共働きで、そうそう家事に時間をかけられないのに、それも理解してくれません。手伝ってほしいと言うと、「何で男の俺が?」と……。
義母が口を滑らせた!夫の本音とは
30歳を過ぎて結婚した私。夫には「拾ってやった」という気持ちがあるようで、料理や美容をもっと頑張って自分に捨てられないようにしろと上から目線で言ってきます。それなら、結婚してくれなくて良かったのに……。
そして、今日も義母から無茶振りされる私。急に「明日、友だちと買い物に行くから送迎お願い」と言うのです。先約があり断ると、義母はへそを曲げてしまいました。そして私を罵倒し、文句を言いまくり、その勢いで思わず口を滑らせた義母。
「こんな使えない嫁とは別れてほしい。息子はあなたのことなんてもう好きじゃないのだから」と言ったのです。私がどういう意味かと聞くと、ペラペラといろいろと教えてくれました。
夫には、すでに次の結婚相手候補がいるのだそう。若くて素直な嫁と、早く一緒になりたいと言っていると教えてくれました。ただの金づるの私に「離婚ギリギリまでしっかり役に立て」と、義母は命令。さもなくば即離婚させると言って、脅してきたのです。
サクッと離婚届を提出♪
夫に義母から聞いたことを確認すると、ため息をついて「お前はバカか? そんな話、鵜呑みにするな」と言われました。正直なところ、私は夫との結婚生活が楽しくありません。嫁いびりはつらいし、妊娠の兆しもなし。夫にはもっといい人がいるかもしれないと、率直に伝えました。すると夫は、急に慌てだして……。
家事を頑張ってくれていたことはちゃんと知っていた、義母の言うことなんて気にしなくていいと、いつもの夫からは想像できないやさしい言葉を口にしました。しかし、今さらそんなことを言っても、もう無理なのです。
「お義母さんから離婚届が届いたの」
「記入して出しちゃうね!」
義母が夫から頼まれたと離婚届を渡してきたので、私はそれを鵜呑みにしてすでに提出してしまいました。
「え?!」
そう聞いて、義母には冗談のつもりで記入済みの離婚届を用意して見せただけだったと言い、焦り出した夫。離婚したくないと必死に止めてきますが、私はもう、ひどい義母にも冷たい夫にもウンザリです。義母からの嫌がらせに抵抗するのにも、もう疲れてしまったので、素直に受け入れることに。
「今までありがとう♡」
私は夫に感謝を伝え、離婚届を提出。夫は「待て! 離婚届を出すな!」と言ってきましたが、私は夫の本音を知っています。
「早く離婚したいわ~」「マジで使えない」「人生のお荷物を背負いこんだ」などと、夫は私のことを裏で好き放題、言っていました。私がその録音データを聞いたと伝えると、夫は黙り込んでしまいました。なんと義母が、夫が私を悪く言っている証拠として、録音していたのです。
私のいないところで私をバカにしていた夫も、私をいびるために録音していた義母も、どちらもあきれるほどサイテーですが、私は2人のおかげでサクッと離婚できました。
義母がまさかの大活躍!?
そもそも夫が私と結婚したのは、どぎつい義母の相手をしてくれるATMがほしかったから。無事に私という便利な存在を手に入れた夫は、私が義母にいびられている間、若い彼女と楽しい時間を過ごしていました。これも、義母が私に見せて反応を楽しむために動画を撮影していたのです。
義母のおかげで不倫の決定的な証拠を手に入れた私は、慰謝料請求を進めました。夫は「不倫相手とは遊びだった」と言い訳をしますが、遊びだったか本気だったかなど、どうでもいいのです。不貞行為を働いたということは事実。許すつもりも、やり直すつもりもありません。
さすがに観念したのか、不倫を認め今までのことを謝罪した夫は、もう1度やり直したいと懇願。口では謝罪していますが、夫のことです。きっと反省などしていません。やり直したいと言う理由は、慰謝料を払いたくないか、義母が面倒か、便利な金づるを失うのが惜しいか、そんなところでしょう。
そんな夫とは縁を切り、これからは自分の人生を自分のために生きたいと思います!
◇ ◇ ◇
妻を利用するために離婚届を用意していた夫、嫁をいびるために不倫の証拠を押さえていた義母。どちらの意図も腹立たしいですが、結果としてお互いがお互いの足を引っ張り合う形で見事に成敗されましたね。スッキリしました。苦労した妻には、きっと明るい未来が待っているはず。自分のために幸せを掴んでほしいですね。
【取材時期:2025年1月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。