義妹はご祝儀の額を指定
私は「とりあえず、今の私にできるギリギリを出してあげるつもりよ」と答えます。すると義妹は、「実家暮らしの貧乏義姉が出せるのは……2千円程度ってことですね!」とのこと。私は呆れて言葉も出ませんでした。
さらに、「借金してでも20万円包んでくださいよ!」と義妹。ご祝儀の金額まで指定してくるとは……。「考えておきます」とだけ返信し、私は連絡を区切りました。
ブチギレた義妹から連絡が!
実際は、私は20万円以上のご祝儀を包むつもりでいました。しかし、金額に指定があったため、式の当日は言われた通り20万円を包んで結婚式に参列しました。
そして、式は滞りなく終了。弟の幸せそうな顔が見られてよかったと思いながら帰路についていると、またしても義妹から連絡が。
「ふざけんじゃないわよ! あんた、どうして20万しか包んでないのよ!」と、言われた通りにしたのに、なぜか怒られる私。どうやら式が終わった直後に弟から、「姉ちゃんは100万くらい包んでくれているはずだから」と聞いたよう。
「ご祝儀をケチるなんてあり得ない! そもそも、実家暮らしの貧乏人のくせになんでそんな大金を持っているのよ!」と義妹の暴言は止まりません。
次第に腹が立ってきた私は、「私がしっかり稼いでいるからに決まっているでしょ? 私はデザイナー兼社長よ。アパレル企業を立ち上げて頑張っているんだから」と反論。義妹は「そんなこと聞いてないわよ!」とびっくりした様子。
私はちょうどいいのでもうひとつ、ある事実を伝えることにしました。
「それから、編み物が趣味っていうのは、弟に気に入られるための嘘でしょ? あなたが弟にあげたマフラーを見せてもらったんだけど、あれ、私が仕事の合間に趣味で編んでフリマサイトで販売したものよ」
これには義妹も「えっと、その……」と大慌て。そして、「ご祝儀の金額に文句があるのなら、弟にすべて言うからね」と追い討ちをかけると、「文句なんてありません! 今日はありがとうございました!」との返信がきて、長いやり取りはやっと終わったのでした。
弟は義妹に激怒し…
落ち着いたのも束の間、2時間後、再び義妹からメッセージが届きました。
「どうしよう! 私、このままじゃ離婚になるかもしれません!」
何があったのか聞くと、実は、義妹が私のご祝儀袋を開け「貧乏人のくせに見栄張っちゃって」と鼻で笑う姿を弟が見ていたというのです。弟から「姉をバカにするような人とは夫婦になれない」と離婚宣言されたとか。
救いようがないなと思っていたら、怒りの矛先は私に。「本当に離婚になったらどうしてくれるの! 私の人生を台無しにした責任として慰謝料を払いなさいよ!」と言ってきたのです。これはいよいよ私の手には負えないと思い、すぐに弟に連絡をして事の経緯を相談することにしました。
性格の悪い義妹の末路
それから間もなくして弟は、私と義妹のやり取りに参加。その怒り心頭ぶりは凄まじいものでした。
弟は、「全部自業自得だろう!!」「俺にずっと嘘をついていたなんて!!」と激怒。なんと、義妹はマフラーだけでなく、食事などもデパ地下で買ったものを手作りと言っていたよう。反論の余地がない義妹は「そ、そんなあ…」という返信を最後に連絡が途絶えました。
その後、弟夫婦はそれぞれの両親立ち合いのもと、離婚について話し合ったよう。その際に弟は、私と義妹のメッセージのやりとりを印刷して両親に配布。ひどい言動に全員が呆れ果て、義妹の味方は誰もいなくなり、スムーズに離婚することができたとのことでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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