2家族10人で義実家に宿泊
お盆休み、義実家に帰省したときの話です。義姉家族も同じタイミングで帰省するとのことで、2家族で合計10人が3泊することになりました。
義母は、大人4人、子ども6人のお世話をすることに。普段ひとり暮らしをしている義母にとって、2家族10人分の家事をするのは非常に大変そうに見えました。孫が生まれてからも一緒に生活した期間はなく、義母は小さい子どもとの生活に、あまり慣れていなかったのではないかと思います。
ただ、それでも私たち家族や義姉家族を心から歓迎してくれ、おいしい食事を用意してくれました。食事準備のときなどに、私が「手伝いますよ」と言うと、泊まらせてもらう身として手伝うのは当たり前なのですが、義母は毎回「ありがとう」とお礼を言ってくれて……。義母は義理の娘である私に対しても、常にやさしく接してくれる、心温かい人なのです。
コンディション最悪の私に、義姉が…
夫の家族の中では、今回一緒に宿泊することになった義姉が、最も立場が強いようです。義姉の意見に夫はほとんど逆らえず、時には義母も反論しないこともあるよう。
義実家に滞在中の3日間の行動は、義姉によって細かく管理されました。義姉は事前に計画表を作成していたようです。1日目から4日目にかけて、すべての日の食事時刻、それ以外の時間の使い方、お風呂の順番などが、細かく決められていました。
そんななか、私は運悪く生理2日目を迎えてしまい、義姉の計画どおりに動くのが身体的につらくなってしまって……。普段と環境が違うためか、いつもより生理痛が激しく頭痛にも見舞われ、横になって休んでいないと無理なほどに体調が悪くなってしまったのです。その日はみんなでお土産を買いに行く予定でしたが、とても行けそうになく、義姉に「休ませてほしい」と伝えました。
すると、義姉はそれが気に入らなかったらしく、私だけ義実家に残して他のみんなで出かければいいのに、「これじゃ計画が台無しね」「お土産を買いにいくのは中止ね」と言い出して……。結局、私たちはその日の夜に帰路に着く予定だったのですが、義姉の意向もあり、予定を早めてすぐに義実家を出ることになりました。
義母の気づかいにほっこり
その日、私が体調が悪かったことを察してくれた義母は、何かと気をつかってくれていました。
帰り際、義母は夫にこっそりと「嫁ちゃんに、いろいろ気にしないでって伝えておいてね」と、言ってくれていたようです。帰りの道中も、義母から夫のスマホに電話があり、私のことをすごく気づかってくれている様子でした。
義母は、義父が亡くなってからひとり暮らしをしています。遠方に住んでいる私たちは義母に会うことはめったにないのですが、今回の義実家帰省で、義母のやさしさが心に沁みました。面と向かって2人で話す機会は少なく、結婚してからも年に1回会うか会わないか程度ですが、義母なりに気づかってくれたことが、とてもうれしかったです。
生理期間とちょうど被ってしまい、精神的にも肉体的にもコンディションが悪かった、今回の義実家帰省。しかし、今まで年に1度くらいしか会うことがなかったぶん、私は義母に対して一方的に距離を感じていたのですが、今回の義実家帰省では、義母がまるで実母のように感じました。義姉から冷たくされたこともありますが、それくらい義母に対して私への愛情を感じたのです。
義母も、大人数の世話でとても大変そうに見えましたが、そのようなそぶりは見せずに家事をこなしてくれ、感謝でいっぱいです。今後、私たち夫婦の住む家に義母が来てくれた際には、たくさんおもてなししようと思っています。
著者:Sugar111佐藤 幸代/本職は20年以上の現役エステティシャンの40代ママ。交際0日の電撃婚から7年。6歳4歳2歳の3姉妹と夫の5人家族のドタバタな毎日を執筆。産休中に収入源を増やすため始めたライターの仕事を継続中。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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