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「中に誰かいる!?」思い立って庭の倉庫を片付けたら…とんでもないものを発見。隠された真実とは

私は兼業主婦です。会社の同僚でもある夫と結婚して1年、なんとか仕事と主婦業を両立させています。早くに両親を亡くした夫の夢は幸せな家庭を築くこと。私たちは中古ながら庭付きの一軒家を郊外に購入し、幸せいっぱいの日々を過ごしていたのですが……。

 

ドタキャンで大掃除を始めることに

結婚後、久しぶりに休みが合った私たちは、久しぶりにデートをしようと話していました。ところが、直前になって夫が会社から呼び出され、デートはキャンセル。暇を持て余した私は、引っ越し後、夫が趣味のDIYに熱中したいからと独占していた倉庫を大掃除することに決めたのです。

 

倉庫に向かった私は、扉を開けてビックリ。驚きのあまり固まってしまいました。というのも、中背の黒い影が中でサッと物陰に隠れたのです!

 

「もしかして熊? まさか幽霊!?」と私は慌てて扉を閉めて外から施錠し、実家の兄に電話をかけました。「うちの倉庫に、何かの生き物がいる!」

 

近所に住む兄は、「すぐ行く!」と頼もしい返事。数分後に到着し、「開けてみるしかない」と2人で再び倉庫へ。恐る恐る扉を開けると……。そこにいたのは熊ではなく、うずくまる人影でした。

 

「君は誰だ? ここで何を……?」

 

私たちの面前でおもむろに立ち上がったのは、派手な格好の若い女性だったのです。

 

衝撃の展開

何を聞いても無言を貫く女性を放置し、ひとまず私は夫に電話をかけました。「あのさ、倉庫を掃除していたら、女の人が出てきたんだけど……」

 

すると夫は大慌て。「なんで掃除なんか……」と動揺しています。「とにかく今すぐ帰るから!」というので、私と兄は女性への詰問を再開しました。

 

「黙秘するなら、警察を呼びますよ? 他人の敷地に勝手に入り込んだのだから、住居侵入罪でしょ?」

 

そこに夫が帰宅。超特急で帰ってきたようです。「警察は待ってくれ!」と絶叫しました。

 

兄が「もしや知り合い? こんなふうにかばうなんて、下世話な勘繰りをしたくなるよな」と問い詰めると、夫は「いや、その、あの……」と肯定もしませんが否定もしません。

 

 

倉庫の奥には…

私が改めて倉庫の奥を確認すると、なんとそこには生活スペースが広がっていました。

 

「DIYに熱中しているって、私には倉庫に入らせないようにしていたくせに……。手前からは見えない奥に、こんな生活スペースが? エアコンまでついている……。ってことは夏からこの女を住まわせていたわけ?」

 

私は怒りを通り越してあきれるばかりでした。夏からということは、結婚&引っ越しして数カ月しかたっていないころです。

 

「君は、新婚のくせに庭に浮気相手をかこっていたってわけだね。妹をバカにするのもいいかげんにしろ!」

 

兄が激高したとき、それまでずっとすましていた女性がようやく口を開きました。

 

「新婚ってよく言うわ。私、彼から『早いうちに嫁とは離婚する』って言われていたんだから」

 

これって修羅場?

「すごい鬼嫁で高圧的な態度だから、慰謝料を請求して離婚するって聞いていたのよ。だからキャバクラも辞めて、生活費がないから倉庫で我慢して待っていたのに……」

 

私はブチ切れて夫に向き直りました。「そういうこと。お望みなら、こっちから離婚してやるわよ」

 

夫はしどろもどろで「ちょっと待って……」と私にすがろうとしましたが、無駄です。私はその手を振り払い、決意を固めました。

 

「こんな屈辱、ある? さっさと別れましょう。未練も何もないわ。証拠も証人もそろっている。こっちこそ慰謝料をたっぷり請求させてもらうから!」

 

最終的に

数週間後、私は正式に離婚を成立させました。元夫と倉庫住まいの浮気相手は、もちろん私に慰謝料を支払うことに。家はローンごと売却し、その分もしっかり受領しました。

 

知らなかったとはいえ、何カ月も浮気相手と同じ敷地内で生活していたなんて、今でも信じられません。おまけに、大掃除でその相手を発見するとは思いもしませんでした。

 

会社には離婚理由もしっかり報告したので、元夫は上司や同僚たちから白い目で見られるように。浮気相手を庭の倉庫に住まわせる図太さはあったくせに、私と同じ職場で働き続けるメンタルの強さはなかったようで、すごすごと退職していきました。

 

一方私は、兄のいる実家に戻りました。ショックな出来事ではありましたが、これも人を見る目を養うための経験の1つ。慰謝料を無駄にせず、前向きに生きていこうと思います。

 

--------------

まさか、新居の庭の倉庫から浮気相手が出てくるとは……。想像の斜め上を行く展開でしたね。早期発見&解決ができてむしろよかったのかもしれませんね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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