ホテルに泊めてくれるやさしい義両親
私たち夫婦は結婚後、都内で暮らしていました。結婚した年のお正月、私は初めて関西の夫の実家に行くことに。結婚前は忙しく、夫の実家には行く機会がなかったので、楽しみにしていました。
そして年末、関西に到着すると義両親が迎えに来てくれていて、そのまま実家に行くと思っていたら、義母は「ホテルを取ってあるからホテルに行きましょう!」と言って、私たちを案内したのです。初訪問を楽しみにしていましたが、義両親のご厚意だから仕方ないと思うことにしました。
毎度ホテルに案内されるのは、なぜ?
しかし、1年後に長男が生まれたときも、さらに2年後の次男が生まれたときも、義実家へ行く予定だったはずが、私たちはホテルに案内されたのです。私は義実家に行ってみたいと夫に伝えましたが、それでも夫は連れて行こうとはしませんでした。
義実家は、まさかの…
そんなある日、夫が関西に出張になり、義実家に泊まることに。夜、出張中の夫にテレビ電話を掛けると、実家で夕飯を食べているようでしたが、そのとき夫の背景に違和感を覚えたのです。
「今どこにいるの?」と聞くと、焦ったように電話を切った夫。電話を切られた理由もわからず動揺する私。すると数分後、折り返しのテレビ電話がかかってきて、気まずそうな顔で「実は、俺の実家はゴミ屋敷なんだよ……」と言い、夫はテレビ電話で実家の部屋を映しました。
そこには、家中が物で溢れかえり、ゴミなのかゴミじゃないのかわからない物が天井近くまで積まれ、足の踏み場もない状態が。義両親と夫は、唯一少しスペースがある玄関で夕飯を食べていたそうです。
ホテルへの宿泊は義両親のやさしさだと思っていたのに、実は義実家がゴミ屋敷だったとは……。事実を知りショックを受けましたが、今では義実家できちんとしなければという変な気を使うことがなくて済むので、むしろラッキーだと思っています。
著者:柴花 メイ/30代女性/2017年生まれの長男、2019年生まれの次男、2023年生まれの長女を育てる3児のママ。自宅エステサロン、パート、副業を掛け持ち。楽しく美しくポジティブに!をモットーに生きる。好きな食べ物は、激辛ラーメンとチョコ。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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